無情、憂い、嘆き
私の脳内環境
「せめて顔だけでも」と言ったって
合わせてもらえる訳では無いでしょうよ。
枕詞を並べては、サクラが舞いちった後
必ずどこかで、新しい咲き方を覚えている。
無情なのは、やるせなくて。
憂いなのは、もどかしく。
嘆きなのは、怠惰である。
それを踏まえて何を言ったって
こらえるものばかりなのではないのでしょうよ。
巧妙に入り組んだ人間関係の世界には
入れそうにもない自分を押し殺して。
懐かしい匂いと、懐かしい思い出。
途切れそうもない感情を押し殺して。
生きて行く、ただ生きていく。
生きている、ただ生きている。
風に脅え、戸惑いながらも 生きている。
そう生きている。
私に背を向けて、そう言った
彼女自身だけがわかることでしょうよ。
探しても見つかりませんでしょうよ
それが
無情、憂い、嘆きなのですから。
今後の、脳内環境