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異世界勇者 桃太郎

作者: 村雨

 昔々、ある世界に王と女王が国を統治していました。


 王は衛星都市へ遠征に、女王は国務室へ書類を片付けに行きました。


 女王が国務室で書類を片付けていると、大きな魔法陣が、「ふわりんこ、ふわりんこ」と飛んできました。


 女王は魔法陣を魔法陣保存装置で安全に保存しました。


 王が遠征から帰ってくると、大きな魔法陣にびっくり仰天。


 王と女王は魔法陣を発動させることにしました。


 魔法陣を「えいやー!」と発動させると魔法陣の中から黒髪の青年が現れました。


 彼は自分を、桃太郎と名乗りました。


 王と女王は、気紛れで桃太郎に訓練を施しました。


 すると、はじめは赤子程の実力だった桃太郎はみるみる育ち、近隣諸国を一人で滅ぼせる実力の持ち主になりました。


 ある日、魔族の(王と女王によって巧みに操作された)情報を知った桃太郎は魔族侵略に行くことにしました。


 王から勇者の大義名分を貰い、女王から宝物を渡された桃太郎は魔族退治に出発しました。


 道中、狼男-猿人-記者に出会いましたが、いずれもキビダンゴという宝物で買収しました。


 そして遂に、桃太郎は魔族島へたどり着きました。


 桃太郎達は、早速魔族を侵略し始めました。


 桃太郎は一人で国を滅ぼせる実力で魔族を殺し、狼男はその凶暴な口で魔族を噛み千切り、猿人はその狡猾な頭で魔族を惑わせ、記者はその様子を上手く英雄譚にして記事に書きました。


 いよいよ魔族も滅びるかというところまでいった時、魔族が桃太郎の前で土下座をし、優しい桃太郎は魔族を滅ぼすのを止めました。


 桃太郎達は魔族から多額の戦利品を貰い、王と女王のもとへ帰りました。


 桃太郎達は魔族から貰った戦利品と、記者が書いた英雄譚の収入で末長く幸せに暮らしましたとさ。


 めでたしめでたし。

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