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144 かわいすぎる嫁

嫁のターン


「サーシャ入るよ」


逸る気持ちを抑えてから俺はサーシャの部屋に入る。すると起きていたのかサーシャは微笑んで言った。


「旦那様、お帰りなさいませ。お迎えにいけず申し訳ありません」

「いや、気にしなくていいさ。体調は大丈夫かな?」

「はい、ローリエや使用人の人達のおかけで落ち着いています」

「そうか。ならよかったよ」


そう言いながら俺はサーシャの近くに座るとそっと頭を撫でて言った。


「やっと帰ってこられたよ。何日もサーシャの顔を見れなくて辛かったんだ」

「旦那様・・・私もです。旦那様がいないと凄く寂しくて仕方なかったです。ローリエも寂しかったのか珍しく私に添い寝を頼んできたくらいです」

「そうか、なら次はなるべくないようにしないとね」


頭を撫でてから今度は痛くないように優しく抱き締める。


「よく頑張ったね。もうどこにも行かないから大丈夫だよ」


そう言うとびくんと震えてからサーシャは涙を浮かべながら言った。


「旦那様・・・旦那様のいない日々はとても苦しかったです。もう、私を置いていかないでください・・・」

「ああ、もちろんだ。絶対に離さない」


そうしてしばらく泣くサーシャを宥めてから疲れたようなので休ませるためきサーシャを横にしてから手を握って微笑んだ。


「大丈夫、どこにも行かないから」

「・・・信じてます」


そうは言いつつもまだ不安があるようなのでその不安を解消さるために俺は言った。


「心配しなくてもサーシャ以外の女性には興味はないよ。向こうでも侍女さんとか貴族の娘さんやらとは距離をとってたしね」

「でも、旦那様は素敵だから他の人が手を・・・」

「出さない。大丈夫だよ。そもそも私に触れていいのも私が触れていいのもサーシャだけだ。だから何の心配もしなくていい」


そう言ってから俺はまだ色々と言いそうな口をキスでふさぐ。久しぶりのサーシャとのキスはなんとも刺激的で思わず溶けそうになるがなんとか耐えることができた。


「サーシャ、これ以上何か言うなら我慢出来なくなるけどいいの?私はもう半年以上してないからそんなに聞き分けがわるいとお仕置きしちゃうよ?」


そう聞くとサーシャは顔を真っ赤にしてから俯いてからポツリと言った。


「や、優しくして・・・ください・・・」


その言葉で我慢できなくなり俺はもう一度サーシャにキスをする。今度は深く繋がるようにキスをしてから・・・まあ、あとはご想像にお任せしよう。ただ一つ言えるのはサーシャは安定期に入っていたということだけだろう。そこからは語る必要はない。




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