表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/167

15 まったり嫁タイム

嫁のターン!作者にしては甘さ控えめだけど・・・ある程度話と甘々を両立させる予定です!



「セレナ様が我が家に?」


驚いたような表情をするサーシャ。ここ最近サーシャの色んな表情をみることができるようになったが、やはりどんな表情でも可愛いのは違いない。

もちろん、笑顔が一番似合うが・・・照れたような表情などはなかなか理性に響く破壊力があるので、やはりサーシャの魅力というのはまだまだ底が見えない。流石は俺の嫁!・・・と、それよりも・・・


「ローリエが思いの外、セレナ様と親しくなったようでね」

「そうですか・・・ローリエが・・・」


なんとなく誇らしげな表情のサーシャ。愛娘の功績に鼻が高いのは俺も同じなので思わず表情を緩くして言った。


「まあ、本当にローリエは君に似て優しい子だからね。当然といえば当然なんだけどね」

「私は・・・あの子ほど清らかな心を持ってはいませんよ」

「そんなことはないよ。君は私が知る限りで一番清らかな心を持っているよ」


そう言うとサーシャは少しだけ悲しげな表情を浮かべて首を横にふって言った。


「清らかではないですよ・・・私は、つまらない嫉妬であの子を真っ直ぐに見ることができなかった。そんな私を許してくれたあの子の方が私にとっては一番清らかな心を持っていると思いますよ」

「・・・それは私にも責任がある。君のことも、ローリエのこともおざなりにした私が一番悪い。だからあまり気に病まないでくれ」


そう言ってから俺はサーシャに近づくとそっと頬を撫でて言った。


「こんなに可愛い嫁と娘を放置していた私が悪いんだ。だから・・・これからは二人のことを今までの倍は愛情を注ぐと誓うよ」

「あ、あの・・・旦那様?それは、その・・・前に言ったように、その・・・家族としてだけではなく・・・一人の殿方として私を・・・その・・・」


もじもじしながら確認するようにこちらに視線を向けてくるサーシャ。・・・可愛いすぎるその仕草に緩みそうになる表情をキリリと引き締めてイケメン度を上げて俺は言った。


「もちろん、男として、夫として君を愛すると誓うよ。サーシャ。君は私の最愛の妻なんだからね」

「わ、私も・・・旦那様のことを・・・そのずっと前からお慕いしております・・・」

「うん。知ってるよ。だから・・・」


俺はそっとサーシャの手を取ると、地面に片膝をつき、騎士が主に忠誠を誓うようにそっと左手に口づけをして言った。


「こうして、私のお姫様を愛でるよ」

「・・・!?」


いきなりの行為に顔を真っ赤にして反応するサーシャ。子持ちの女性とは思えないほどの無垢さだが・・・まあ、流石に今回のこれは、俺が自分でやったことだが、キザったらしくて少しだけ照れくさいが・・・このサーシャの表情を拝めたのだからよしとしよう。


というか・・・サーシャの反応が可愛いすぎて今すぐベッドに連れ込んで夜のイチャイチャをしたいと思ってしまったのは仕方ないだろう。

もちろん健全にイチャイチャするのも好きなのだが・・・サーシャのこの照れたような表情と潤んだ瞳をみると、どうにもキスだけではなく、他にも色々とイタズラをしたくなってしまうのだ。


「だ、旦那さまぁ・・・」


・・・堪えろ俺!今ここでサーシャを押し倒してもいいがこの可愛い顔をもう少し堪能しないと。それに、あんまりサーシャに要求し過ぎて嫌われるのは嫌だからなんとか堪えろ。


もちろんサーシャが嫌がることはしないが・・・涙目で恥ずかしいけど嫌じゃない!みたいな展開なら間違いなく理性が綺麗に吹き飛ぶことは間違いないだろう。


というか・・・サーシャさん!?あなた俺を萌え殺すすべを持ちすぎじゃあ、ありませんか!?


そんなことを表情には出さずに俺とサーシャは穏やかに時間を過ごした。

夜の部の話は・・・俺だけが独占したいので、語ることはないが・・・もちろんサーシャが可愛いすぎたとだけ語っておこう。


嫁は日々可愛いさをレベルアップしている・・・





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ