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まずは世界を冒険!

物事には利益が付き物だ。

人間は、何かを対価に何か利益を得る。

例えば、買い物だ。自分が欲しい物を買い、相手には金を渡す。そしてそれは相手の利益になり法則のように重宝される。簡単な話だ。

今日はどこに行こうか。



$妄想から始まる男の日常



俺にとってこの世界は以外と過ごしやすい。

法の規制も少なく、何より報酬に対して、物価が安いのだ。法の規制が少ないってのは

この世界の住民は皆それぞれ仲良いとか喧嘩が少ないとか思い浮かばてもらえばいい。

もっと言えば、自己的に解決できる人が多いてことだ。

まるで、前は別の世界でいきていてこの世界に転生したような口振りだが、俺はちょっと違う。まず俺は元々ここの住人だったらしい。だが、産まれてすぐ死んでしまった。

ここの支配者が理由は聞いている。

何とかいう力が強すぎて暴発してしまったとか、でもそれは支配者の責任でもある。

通常この世界で身に付く力は十越えてから備わる。そのため、産まれて数秒で俺は消えてしまったらしい。それで申し訳ないと次は文明が発達した世界へと飛ばされたが、予想はついているだろ?

そう、車に引かれた。当時はまだ10才。

そして、支配者はまた呼び出してそこで少しの間、修行?をして今に至る。

この世界では17らしいが、精神年齢は10歳だ。

「やめて下さい!」

と町の外れからそう聞こえる。

女の子の声だった。近づき覗くとベター

な展開だった。男達数人に女子三人が囲まれている。

おいおい、こんな感じだと・・・

あの子達を助けて、ありがとうございます!とか言われて仲間になって一緒に旅する

ラブコメ満載スタイルか、

いやいやまてまて、せっかくなら、

「全員倒して立ち去る」かっこよく決めてその子達は俺を探すスタイル。

うん、悪くない。正直な話、俺はぐいぐい行くより待つ方がここましい。

悩めば悩むほど、自分の妄想は広がり、気付けば襲われる寸前だった。

この展開が自分において、ベターな物かどうかはさておき、とりあえず助けよう。

おい!なにしてんだ?(やばい俺格好いい)

誰だお前!

俺はただのとうりま(とうりすがり)

やばい噛んじまった。

とうりまだと?!そんな同等としたやつがいてたまるか!

ですよね。と心の中で呟く。

やっちまえ!!!

女三人に群がっていた男達は一斉に俺に向かってきた。

やるしかないか。

相手は皆ナイフやなんやらと物騒な物を常備していた。

相手を傷つけずなおかつ俺も傷付かないように慎重に・・・

一瞬で片付けてしまった。三人の女の子は驚い目でこちらを見る。

よし、帰ろう。

あの!

やっぱり呼ばれる。さっきはあんなことを妄想していたが、こうなってみると、どうしたらいいかわからん。

(立ち去る)

ヤベ、俺かっけ!まじでこんなことも出来るもんだな。

でも走って逃げたのがカッコ悪いな。

空でも飛べたらな~

そう考えて走っていたら、町の外れまで来てしまった。全然体力も消耗してない。

ネメアの仕業かな。

ネメアは支配者の事である。俺にある程度この世界で楽になるようにっていろいろしてくれたらしい。

そう言えばネメアはこのまま世界では魔法が使えるて言ってたけ?

でもどうするんだ?なんとかなるか。

疲れた?疲れてない。体力もある程度高めってことか。

しんどい。飯でも食いに行くか。

気付けば夕方、この世界の夜は以外と血気盛んである。酒場や食事処、宿屋等ありとあらゆる施設があるが、その一面真っ暗な闇のような通りもある。

今日はここで飯を済ませるか。

何やら騒がしい。

酔った男が暴れているようだ。

無視して飯を頼むとするか。

すみません、これと水を下さい。

かしこまりました。?!

なんだ?俺は頼んだだけなのに何やらひどく驚いている。

貴方!さっきの

目があった。さっき俺が助けた3人うち1人の子だ。見た目は小柄で、ショート。髪の色はちょっと明る桃色に髪を後ろで長く束ねている。パット見すごく可愛い。が・・・

通り魔の人!

そっちかい~心の中で面白いイントネーションでささやいた。

さっきはありがとう!お礼言おうと思ったらすぐどっか行っちゃうから。

これは非常にまずい。かなりまずい。

見てみろ周りを。ざわついてるじゃねーか。

そりゃーそうだよな。「通り魔の人」

て聞いて何も思わないわけがない。

あーあー俺の三度目の人生もここでピリオドかなー。

おい!あんちゃん!

ほら来た。さっきの酔った男か。

どうせなら、可愛い女の人に摘まみ出されたかったなー。

通り魔らしいな!俺とひと勝負と行こうじゃないか!

やるなら外でだ。ここに迷惑がかかる。

はー?知るかよ。おりゃー客だぞ!

店のなかっじゃ神様同然扱いだ。

もちろんてめーもな。

うわぁーこえー。俺より勘違いやろうじゃないかよ。

ふと目線が助けた女の子の方にいった。

怯えている。それに周りの人達も。

待てよ。この場合俺が助けたとするぞ、

それはつまりここの救世主。たちまち誉められ、飯はただになる可能性が!

俺の拳に力が入った。

目の前の男はそれが合図だと思い込み俺の顔面をフルスイングで殴った。

妄想中だった俺は抵抗もせずにやられる。

なんだ、雑魚か。おいそこの娘!

通り魔退治てことで俺の食った飯と酒をただにしろ!

それは!

文句があるのか?!

そりゃーあるだろ。

あぁーー?!なに!

イッテー久しぶりに殴られた。

でもこのぐらいなら余裕かな。

おい!でかいの!1つを言っておくぞ!

ここの食費をただにしてもらうのはな、

俺だ!

ヤベー俺カッケー。ほらみてみろよ

皆口がひらっきぱなしで静まりかえってるぜ。

なに言ってやがる!

この死に損ないが!

またもやフルスイングパンチ。ちゃんと集中してみれば、余裕でかわせるな。

ここの店の被害を少なくすると共に敵の無力化か、ちとばかしの机、椅子の破壊は仕方がないか。

飛んでくる方の腕を掴んで引き、軸足を踏んで体勢の制御を俺の支配下におく。

そのまま地面に叩きつき附ける。

やべー勢いありすぎて、床が抜けちゃった。

とりあえず、今は格好つけよう

どうだ、自分の攻撃で食らう味は。

あれれ?気絶してる。

確かめると同時に周りから歓声が沸き上がる。

嫌いじゃないが、俺は逃亡した。

待って!という声も聞こえたが、無意識に逃げる。

彼が去った後。

動くな!帝国の警備兵が来た。

ヴェレダ・ゴヤが来ていると通報が有ってきたのだが、どこにいる?。

帝国兵の中には

「帝国の英雄」シルヴィット・コウザ

がいた。彼の存在だげで辺りはざわめく。

ここにいますよ。私はコウザ将軍にゴヤの居場所を教えた。

?!驚く。

賞金200万かかっている賞金首が目の前で白目をむき倒れているではないか。

これは君が?

いえ。さっきまでここにいたいた人がやりました。

なるほどな。その人の特徴を教えてくれないか?

もちろんです。えっと、男性で、背も高くて、

それから、えっと・・・

どうかしたのユリア?

あ!カスミちゃん!良かった!

私は事情を話した。

なるほど、つまり今日は私たちを助けた男の特徴を教えろてことね。

そうだな・・・暗い赤色のコートを着てて、

黒いブーツに、アクセサリーは何もしてないかったな。

見た目はまるで、「ノープロフィット」だな。

そうですね。でも白い棒はくわえてなかったです。

ならまた真似事か。最近よく見かけるんだよ。

ノープロフィットとは略すと、

利益を求めないという意味である

この世界では何かの出来事を解決するたびには去りまた出来事を解決する男がいる。

戦いから、医療、農家幅広い分野で活躍する事から人々からはノープロフィットと呼ばれるようになった。

だが、依然として彼の名前を知る者はいない。それどころか、探しても見つからないのだ。

それに憧れたひとも彼の真似事をし

ノープロフィットと呼ばれた。

でもすんごい足早かったね!

追い付けなかった。

また何かあったら教えてくれ。

私たちはこれで帰るよ。

はい。ありがとうございました。

どうなんだろうね。

どうって?

本物かどうか。

わからない。でも私達を助けてくれた事には変わりない。

そうだね。あれ?ミサは?

ミサなら先に宿に帰ってる。

わかった。

じゃー帰ろう!



$利益を止めぬ男の名



あーあ

結局飯も食わずただ走っただけになってしまった。

腹減った。お金はあるのに、飯が食えないなんてこんな皮肉な話があるかよ…俺のせいだけど。

ブツブツ。独り言を言っていると1人の少女が来た。

今朝の女の子だ。

ショートの薄い朱色でこの子も可愛い。

だ、大丈夫ですか?

小さな声でそう言う。

心配するな少し腹減ってるだけだ。

暗いせいか、どうやら俺だとわからないらしい。

えっと、これ良かったらどうぞ。

少女はかごから食料をくれた。

すみません、今それしか持ち合わせて無くて。

なんて、優しい子なんだ。天使だ。

でもこれ、どうやって食うんだ?

この世界で暮らしてまだ日は浅い。

これどうやって食べるんだ?

と俺が聞く前に教えてくれた。

封を開封しただけですごくいい臭いがする。

それを嗅ぎ受けたのか、獣が大勢で寄ってきて吠え出した。

シャドーウルフ!?

少女は怯え俺の後ろに隠れる。

少女を担いで逃げれば逃げる事は可能だっただろう。

だが、その考えは彼らを見て吹っ飛んだ。

彼らの背後にはおそらく子供と思われるウルフもいた。痩せて一目見ただけであんまりいい状態とはいえないと誘った。

彼らもしかり。食料調達に失敗してもう後がなさそうだった。

俺は無言で子供ウルフ達に近づいた。

少女は止めるが、無意識に無視した。

大人ウルフは俺の足や手、飛びかかって肩にも噛み付いた。

痛てーー。今声を出すと子供ウルフは逃げてしまう。

幸い食料を持つ腕は噛み付かれてない。

我慢しろ。

彼らの真ん前まで来た。

俺はしゃがんで食料を与えた。

ウルフは後退りをしつつも俺の与えた食料に噛り付いた。

おいおい、泣くなよ。

嬉しそうに泣きながら食べている。

大人ウルフも俺から離れ子供に寄り添った。

最後に頭を撫でて俺は立ち上がり、少女の所に戻った。

悪いな。はらはらさせちまって。

少女は泣いていた。感動してんのかな?

じゃー。飯ありがとな。

うほーこれ一回やって見たかったんだよね!

ちょっと待って!私の家にきて!

思わぬ展開だ。でも流石に迷惑と思い。

大丈あれ、最後まで言えない。

ふらついた俺を少女は助けてくれた。

強がらないで。傷深いんだし。お腹も空いてるんでしょう?

あぁぁ。(あーじゃーね!早く走れ!走れない。)

少女に言われるまま家に連れてかれた。

そこには今朝の2人もいた。

ミサどこ行ってたの?

と同時に俺がいる事には驚く。

ミサという少女は事情を説明した。

その後直ぐに処置が始まった。

手慣れたもんだな。少女たちの処置はまるで治療に近かった。

はい。終了と。

どうぞ。棒読みでそう言い飲み物をくれた少女は

今朝以来の子だった。

薄い青空色髪。この子は後ろに二本髪を束ねている。

それで、事情はわかったんだけど、

(なんで、黙る?俺何かしたか?!やばい緊張してきた。)

なんで逃げたりするの?

今朝もだけどさっきもお礼ぐらい聞いてくれても良かったじゃん。

もしかして…

3人は小さな声で話し合いを始める。

ちょっと聞いていいかな?

お、おう。

ノープロフィットって知ってる?

…(なんだ、そりゃ…まってなんて答えれば…)

知らんぞ。なんかの食べ物か?

そっか、ならなんでもないよ!

ごめん!挨拶が遅れた!

私はクリスティー•ユリア!

ユリアって呼んで!

で、隣のが、カスミ・レイ。

レイでいい。

で、奥のがアサーブル・ミサ

よろしくお願いします。

それで君は?

え、俺?俺はレッド。ただのレッドだ。

え?名前しかないの?

わからない。あるのかもしれないが、覚えてないんだ。

そっか…でもそれじゃ寂しから、みんなで付けてあげようよ!

うん。いいと思う。

私達が勝手に決めていいですか?

お、おう。(おいおいなにしてんだ、どんだけ流されてんだ俺は。)

ノープロフィットみたいだったから、

ノーウ・レッドなんてどう?

いいと思う。

私も。ノーウでいいですか?

(なんだ、この感じ、初めて人のペースに飲み込まれた。だが、割と心地いい。)

俺も気に入った!俺の名前はノーウ・レッドだ。よろしく。

こちらこそ!

その後、俺たちは食事をした。

これ美味しいな。全部作ったのか?

そうだよ!

私達これでも、結構出来る事多いんだよ!

へぇー。それはいいな。

レッドはこの街に何しに来たの?

やばい、支配者に飛ばされたなんて言えない。

これと言った目的はない。気まぐれ?かな。

3人は?

私達は旅をしてるんだ。

でも今は仕事をしてる。資金稼ぎみたいな感じ。

ん?依頼受ければ割と楽なんじゃないか?

そうなんだけど、3人は顔を見合わせる。

連携がちょっとね…

うまく取れないのか?

そうなの。全員近距離武器だからたまに味方同士で

相打ちったりするの。

なるほどな。

なら、俺が戦い方を少しだけ教えようか?

3人は驚いた顔で見合わせた。

お礼もしたいし。

いいの?!3人の目はキラキラしていた。

いいよ。(しばらくはこの街から出られなさそうだな)

やったね!

じゃー早速明日から依頼受けに行こう!

それからすぐ3人は寝てしまった。

俺の分まで用意してくれた。

3人ともすごく優しかった。お礼もしたいが、俺の存在が邪魔になったらいけない。

そう思いドアを開けて夜の外に出ようとした。

だが、1人の少女はそれを止める。

こんな夜中にどこに行くの?

棒読み少女のレイだった。

散歩だ、て言ったら信じてくれるか?

さぁー、信じるかもね。貴方いい人だから。

こんなに心が締め付けられるのは初めてだ。

レイは俺の手を取り、家の外に出た。

ここなら話しても2人には聞こえない。

嘘つき。なんですぐ逃げようとするの?

貴方さっきお礼がしたいて言ってた。

それは嘘じゃない。礼がしたいのも本当だ。

違う。私が言いたいのは、

なんですぐ自分に嘘をつこうとするの?

貴方があの言葉を発した時会って1番いい顔をしてた。嘘じゃないくらいわかる。

俺はどうしたらいいかわからない。

だからいつも逃げてきた。

もしかしたらいい出会いがあったかもしれない。

すごい奴にもなれたかもしれない。

でもその機会が来る度に俺はそれから逃げるように逃げた。俺は自分にとって最高な結果が出せたとしても出さない臆病な奴なんだ。

だから、嘘をつくなって言ってるでしょ!

レイは思いっきり俺にほを殴った。

とても冷静なレイからやられたとは思えない程の威力だった。

最高な結果が出せても出さない臆病な奴だ?

違うでしょ!

誰かの為に自分のチャンスを簡単に投げれる

カッコいい人だよ!

でも今回は違う!

貴方が今去ったら私達はどうなるのよ!

悲しむに決まってるじゃない!私達は今まで自分たちだけで生きてきた、頼りたくても頼らせてくれず、

ただただ見て盗む事しか出来なかった!

だから初めて頼れる人が出来て嬉しかった!

だから、お願い。もうあんなこと言わないで。

悲しいよ…

そう言い、カスミは泣き崩れた。

体は無意識に行動する。

彼女の頭を撫でながら、かっこよく決めてみた。

お前達が生きる意味を教えてくれるなら、俺はお前達の為に生きる。

だから、もう泣くな俺は絶対逃げないから。

本当?

俺はいい奴なんだろ?なら信じろ。

カスミを泣く声が聞こえたのか、2人が飛び出してきた。

ちょっと大丈夫?!何かあったの?!

レッドさん何かあったのですか?

いや、強いて言うならいいことがあった。

そう言い、内ポケットから、棒飴を取り出した。

あっちの世界で唯一作り方を学んだ食べ物だ。

こちらでは流通してないので、自分で作るしかないがな。

それを加えて、彼女らを見てこう言った。

俺がお前達のそばにいる。ただそれだけだ。

え、えええええ?!

彼女らは俺の顔を見て驚いた。

ノ、ノープロフィット!!!

俺の事だったんだ。



$ノープロフィット



しかし、なんで黙ってたのよ。

別に黙ってたんじゃない。わからなかったんだ。

自分がノープロフィットて言うのに?

そうです。

(まさか、こんなに自分が有名になってるんなんて。)

じゃーもうどこか言っちゃうの?

悲しげな顔でユリアはそう言う。

なんで?

なんでて私達が知ってるノープロフィットは解決したらすぐ消えるようにその場を去るから…

別にここを去る気はないよ。

そう昨日約束したからな。

良かった。2人はホッとした。

そしたら急に外が騒がしくなった。

なんだ?

その場に行ってみると、ある男達が獣を倒して自慢しいるようだった。

これは俺らがやったんだ!

昨日の夜たまたま合ってな!襲ってきたんで乖離うちにしてやったてわけよ!

もちろん子供は生け捕りだ。

そこには昨日俺が食料を分け与えたシャード・ウルフ

の群れいた。

酷い。なんて事をするの!

あぁ?!

シャード・ウルフは気性はおどやかで人を襲ったりはしないはずよ!

知るかよ、襲ってきたから乖離うちにしたって言ってんだろ!

おい、大人はともかく、子供は離してやれよ。

そいつには牙も爪も生えてねーぞ。

お前らに害を与えたくても与えられねーはずだ。

関係ねーよ。子供は売り飛ばせば、高値で取引される。

これは俺らの所有物だ。それとも何かい?

俺らから奪って見せるかい?

その子を離せ!(街の住人はそれに類似する言葉をひたすら発するが彼らは聞く耳すら持たなかった)

あんまり、目立ちたくわないんだが、仕方ないよな。

はぁー?何言ってんだ。

俺は内ポケットから棒飴を取り出し口に持って行った。

周囲の人達は当然騒つくがそんなの気にしてられない。

もう一度だけ言う。その子を離せ。

は?脅しのつもりか?

違うな、警告だ。

その言葉と同時に彼等を乖離うちにした。

普通の人達には目にも止まらぬ速さだろうな。

子供は無事だが、流石に親は…

子供は尽かさず親のところに向かった。

小さな声で泣きながら吠えるが、親は目も開ける事はなかった。

すまないな、もう少し早く気づいていればな。

テメェー!

男達は数人立ち上がった。

あつい鎧で俺の素手じゃ軽かったようだ。

兄貴あいつ!あぁぁ?!

子分と思われる男はある紙を見せた。

ノープロフィットだと?!男達は慌てて去った。

なんなんだ。俺はそんなに怖いか?

3人はウルフ達に近づいた。

なぁー?魔法とかで傷は癒せないのか?

魔法は極稀に使える者はいるだけで、全員が使えるわけじゃない。そして、魔法自体魔力の質と量で使える物が決まる。ほとんどの魔導師も一部の魔法しか使えないんだ。

ミサもその1人だ。私達の中で唯一魔法は使えるけど、この数を回復させるほどの魔力はない。

成る程な。

焦る動作すら見せない俺の隣に1人の少女がいた。

やぁーレッド君。こっちの世界にはもう慣れたかな?

ネメアか。今それどころじゃない。大丈夫、今君と僕が話しているこの場所には結界を貼ってる。

僕と君以外には聞くこともできないし、外は時間が止まっている。

なんのようだ?

ふふふっ。やっぱり君は面白いね。

魔法が使いたいんだろ?でも君にはまだ無理だ。

でも、僕と契約すれば、可能だ。

どういう意味だ?

そのまんまの意味さ。

君の魔力はこの世界ではトップクラスに近い。いや将来的には僕以上になるほどな。でも君には契約者が必要なんだ。普通の魔導師は産まれた直後に自分が使える魔法がわかるが君は産まれた直後に僕が恐れて殺しちゃった。魔法適正はあってもそれを拒否した形になってるんだ。だから、君は魔法に嫌われている。でも安心しろ。君の体に僕に血を流してあげる。そうすれば、僕と同じ魔法が使えるようになる。

つまり「契約」だ。でも1つ教えとく。

僕はここの支配者だ。ばれれば君は悪用する可能性が大いになる。

その時はまた俺を殺せ。

へーわかってるじゃないか。

じゃー早速流すよ。

現実世界に戻る。

ぱっと見体の変化は全くない。

おーい聞こえるか?

今君の脳内に話しかけている。よし成功だな。

レッド、自分がやりたい事を想像するんだ。

彼等を治す。ただそれだけをイメージしろよ。

すると、シャードウルフの群れはみるみる回復し、

目は開き、立ち上がり、感動の再会を迎えた。

よし、上出来だ。

何やったんだ?

何もやってないよ。言っただろ、君は僕と同じ魔法が使えるって。僕の魔法は「想像」イメージすれば魔力に比例してなんでもできるんだ。だから気をつけてくれよ。

ありがとな。

おやおや、感謝されるとは。

嬉しいよ、レッド。また何かあったら呼びかける。

よし、もう大丈夫だ。

へっ?もうしかしてレッドが回復魔法を?

3人はまた驚いた表情で俺を見る。

ちょっとレッド!その目!

ん?今度はなんだ?もうこいつらは大丈夫だぞ?

ちょっとこっち来て!

また3人に振られる。

鏡見て!

そこには何も変わらない自分の姿がある。

いや、俺の効き目である右目が見たことのない瞳になっている。紫と青が混じった、綺麗な色をしているが、これはいったい…

あぁぁごめんごめん。

僕の魔法を使う時は君の効き目に僕の目が宿るからきをつけてて。

だとよ。どうやらネメアの仕業らしい。

理解するとだんだん色が薄れて来た。

今のてもしかてして…契約したの?!

そうみたいだ。

初めて見た!しかも瞳に宿る契約者って誰なの?!

え、誰って…

言ったら駄目だよ。

はいはい。

ただのガキンチョだ。

隣でネメアは苦笑する。

そっか…会えないのはやっぱり残念だね。

でも本当にすごいよねレッドって。

まさか魔法もあそこまで使えるなんて。

偶然だ。

それより、依頼受けに行くんじゃないのか?

そうだった!早く行こう!



$3人の連携



まずは依頼を決めなきゃな。

だが彼が見た掲示板には知らない文字で全て記されており、依頼するどころか読めもしなかった。

(おいおい、何語だこれ。もっとわかりやすく書けよ。)

レッドはどれにする?

そうだなー

(おい!そこで俺に振るんじゃない!どれにしますか?読めねーなんて言えねー!あんなカッコつけておいて言えるわけねー!

落ち着け、冷静に絵を見て選べ!

絵ねーじゃん…焦るな俺!よーく見てみろ!)

あらなんてどうだ?

ブルーオーク?ですか?

レッドさんがいいならそれにしますが、とても手強いですよ?

(手強いだと?!カッコ良さを求めすぎて、勝てねー相手を選んじまったかもしれね…)

まーレッドがいれば大丈夫よ。

うん、私もレッドさんがいいなら。

いいよね?

あら、ブレイザーかしら?ブルーオークを狩りに行くの?

奥からこのギルドの大家さんが来た。

ギルドとは依頼が集まり、多くの人々がそれを受注する事が出来る場所である。ので、加入する必要もなく、至る所にあるので旅の途中でも気軽に受けれのだ。

ちなみにブレイザーは旅をする者たちの中でも指切りのギルドで依頼をこなす者たちのことを言う。

えぇ、彼がこの依頼うぃ…

ちょっとまって!ユリアさん!

なんでさん付?!

ユリアを止めた瞬間大家さんが凄い目と口調でこちらを煽って来た。

もしかして、受けないの?言い出しっぺが?

(なんだこのババ…)

あーブルーオークのお陰で農作物は荒され困っている人がいるのに一向に受ける人がいない。

可哀想に…ね!

(おい、なんだその口調、なんでそんな目で見るの?!なんで歯そんなにないの!)

よし、その依頼俺たちが受けよう!

(やっちまった。)

レイがブルーオークの話を始める。

ブルーオークは棍棒を自作し周辺地域の農作物を食料として生活する生物です。

当然気性も攻撃的で一撃は木を倒すほどです。

(怖えー)作戦を立てるか。

まず3人のいつもの動きを確認する。

そこからあとで俺が支持をするから言う通りに動いてくれ。

お出ましか。

で、でかくね?

行くよ、レイ!

うん。

2人は勢いよく突っ込んだ。

3人のいつもの連携はユリア、レイが先行

ミサがバックアップらしい。

ここまでは問題なしか。

と思いきや早速問題発生か。

先行した2人の動きが被りだ。

これじゃーいちげきは大きくても当たる確率は小さい加えてミサも援護しずらいか…

よし、レイ!お前はオークを大回りして後ろから怯んだ時に一撃を!

ユリアはその間引きつけ役だ!

ミサ!お前はあいつに目くらましだ!

3人の連携の始まりだ。ミサが放った矢はオークに当たると同時に煙を巻く。その間にユリアが足元を狙い、レイの一撃でチェックメイトだ。

ふーなんとか成功したはいいがあんなに被るとはな。

3人は大喜びだった。

今夜は宴かな?














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