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少女達  作者: 睦月火蓮
第二章 過去
6/10

「マサニ嵐ノ様ナ少女ダ…」

…部屋の中は青を基調とした感じだった。

その部屋の壁際で、熊のぬいぐるみを抱き締めて蹲ってる女の子がいたんだ。


「…だ、れ」


ビミョーに片言…。あ、元は英語圏だからか?


「…えっと…あ、あのさ」


「…でて、って」


「ん?」


「でてって…!!」


「うおっ!?」


ぬいぐるみやクッション。…柔らかい物しか飛んできてないような。

…一応、配慮してるのか。


「…大丈夫かーい」


「そういうお前は私を盾にするな。何車椅子の影に隠れてんだよ」


…接近することは、一応出来そうか。


「…月夜美。接近するぞ」


「ん?あーはいはい」


月夜美に押してもらって、あの嵐とか言った女の子の近くまで行く。

…なんか、私のことじっとみてるんだが。

威嚇か?いや、むしろこの目は…


「…」


…興味、か。


「…気になるかい?」


「…」


「…」


おい何だこの無言タイムは。

先に口を開いたのは、嵐の方だった。


「…おね、え、ちゃん」


「…?」


「そう…よんでも、いい?」


…お姉ちゃん。か…


「…別に、いいけど」

------------------------

『あ、お帰りなさいデス』


「説得、出来たんだ」


「あ、あー…あ?」


…一応、条件はクリアっちゃクリアだし…。

そういう訳で、私はここに住んでいる。

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