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第二十話

Side:早苗


刹那様に言われ進軍の準備に取り掛かっていると、刹那様が帰ってきた。


煉華様、桂花ちゃん、凪ちゃん、私の四人を集めて今後のことについて説明してくれる。


「劉備の軍と共同戦線を張る、ですか?」


「そうだ。劉備が率いている部隊と協力し、このまま一気に黄巾党の本隊を叩く」


「そのためには、少しでも兵が多いほうが良い。それが例え義勇兵と言えども、ですか」


「こんなところで我軍の精兵を損耗する訳にはいかない。劉備達には生きた的になってもらうとする」


義勇兵出身の凪ちゃんは複雑な思いみたいだったけど、直ぐに気持ちを切り替えられたみたいだ。


「……本当にそれだけですか?」


煉華様が刹那様に問う。刹那様が悪だくみ考えているみたいだ。


「くくくっ、分かるか?」


「黒髪と小さいのは相当な手足れでしょう。後ろにいた少女二人が軍師だと思われますが、流石に見ただけでは実力は分かりません」


なるほど、その人達が欲しいわけだ。名乗りは聞いてないけど、劉備の傍にいるのはやっぱり、関羽と張飛だよね。髭の代わりに髪ってことであのサイドテールが関羽。ちっさいのが張飛かな。

軍師っていったらやっぱり孔明が有名だよね。でも、仲間になるのはもっと後だったような…。まぁ性別とか違う世界なんだし気にしちゃダメだよね。

もう一人は鳳統かな?孔明とセットみたいだし。


……いきなり最強メンバーじゃないか!!


「まあ、目的はそれだけじゃないんだがな。桂花」


「お傍に」


「劉備との事務的なやり取りは君に一任する。良きようにしてくれ」


「御意」


桂花ちゃんも最近ではすっかり刹那様の虜に…なっていないけど、認めてはいるみたい。

華琳様命!だけど男の一番は刹那様みたいだね。


「部隊の準備が整い次第、出陣する。……さぁ。狩りの時間を始めようか」



Side:関羽


近くの街で義勇兵を募り兵力の補充し、進軍を開始した。


曹進の軍の軍師である筍イクと、我軍の軍師である朱里と雛里の三人によって作戦が決められた。


目的地に到着し、全軍停止の伝令が駆けていく。


「ううー、いよいよ決戦かぁ~。緊張するね~、ご主人様」


「う、うん。ははっ……」


桃香様の言葉に何かを誤魔化すかのような笑いをする北郷殿。


「それにしも、流石というべきなのでしょうね。曹進殿の兵の動き、見事という他ありません」


「隊長の号令一つで動いたり、止まったり。すごいのだー」


「ホントですね。良く調練されていて……これだけ見ても、曹進さんが唯者じゃないっていうのが良くわかります」


特にあの騎馬隊が凄い。そういえば曹進殿は馬が好きだったな。最強の騎馬隊を作るのが夢だと言っていた。騎馬隊を曹進殿が率い、歩兵を私が率いて戦場で戦うことを考えたこともあった。


「向こうは生粋の軍人だろうしな。でも俺達の兵隊さんだって、勇気に関しては負けてないさ」


北郷殿の言う通り、勇気は大事だがそれだけでは勝てないんですよ。


「武器では負けているけど、勇気では負けていないのだ!」


「鈴々ちゃんの言う通り!武器や武装がみすぼらしくたって、目指す場所は同じなんだから。胸を張って堂々としていれば良いの」


確かに堂々とすることはいいのだが……まぁいいか。


「だな。……じゃあ俺たちなりに堂々と、力一杯戦おう。朱里、状況の説明お願い」


朱里の説明によると、今度の相手は敵の中心部隊らしい。だが、張角率いる主力部隊が出陣中で、本拠気の防衛兵力は多くないらしい。

なるほど、だから急いでいたのか。

敵の兵糧の約半分が蓄積されているらしい。焼くなり、奪うなりした後、補給を断てば敵はかなり苦しくなるはずだ。


それぞれがこれからの戦いに思いを馳せていると伝令がきた。


あれはさっき謎の言葉を発していた少女だ。


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