侵入
「ねえ、ラジア。準備できてるの?」
ミーネだ。
「当然だろ? お前こそ大丈夫なのかよ」
「勿論よ。全く問題ないわ」
「よし、なら行くか」
俺が言うとミーネは頷く。
そして俺たち二人は屋敷に侵入する。
「何者だ!」
門番たちが槍を構える。
「はいよぉ!」
ミーネが手をかざすと氷が門番に向けて飛ぶ。
そしてその氷が門番に当たると、その全身が凍り付く。
「なっ」
もう一人の門番が驚きで固まっているうちに、俺は傍に駆け寄る。
剣の柄を門番の腹にぶつける。うめき声をあげるその足を払い、転ばせる。
そしてそのまま俺とミーネは門を突破した。
そして屋敷に突入する。
「どっちだ!」
「こっちよ! ついてきて!」
勝手知ったるミーネの後をついていく。
屋敷の三階。
そこに向かう。
道中で警備兵が何人も現れるが俺の剣とミーネの魔法で難なく倒していく。
そして三階の部屋にたどり着く。
そこは綺麗に整えられている子供部屋だった。
ぬいぐるみや、人形が沢山飾られていて。
ベッドがあり、鏡の付いた化粧台に大きなクローゼットもあった。
「ここなのか?」
「ええ。ちょっと待って」
ミーネがベッドの傍に行くと、そこには鍵穴の付いた箱があった。
ミーネは小さな鍵を取り出すと、鍵穴に刺す。
そして鍵を開けて箱を開いた。
「あった!」
嬉しそうにミーネが取り出したのは、一枚の銀貨。そこには花の絵が刻まれている。
「よし! 戻るぞ!」
「ええ!」
そして俺たち二人は屋敷を後にしたのだった。
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