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「き、貴様、何者だ?!
王の前にいきなり無礼だぞ。
名を名乗れ!」
ザックは男に問う。
マリアンも、王の側で
身体を支えて介抱している。
すると、男が口を開く。
「フン、俺が何者だと?
くだらんな。俺が何者かなどと貴様に話したところで、しょうもあるまい。
それより、その目障りな武器を下げろ。
不愉快だ。」
男は不機嫌そうにザックに武器を下ろすように言う。
だが、ザックはいまだ警戒を解かない。
得体が知れなさすぎるからだ。
今までの勇者召喚でも、このようなことは、一度も起きなかったからだ。
いまだ読めないでいるため、
ザックはうかつに武器を下ろせない。
下ろしたとたん、我々含め
王にも何かあるかわからないからだ。
すると、男は口を開く。
「二度も言わせるな。クズが。」
男は呟くと、全身から殺意のオーラを飛ばし、左手でザックの首を超高速で目にも見えない速さで瞬時に掴み、
地面に思い切り叩き落とす。
「...グッ!?」
ザックは苦痛と何が起こったのか
わからない声を出し、苦悶な表情になる。倒れたザックの腹を右足で踏みつけると、踏みつけたまま見下ろして、
ザックに言う。
「俺をイライラさせるなよ。二度も言わせるようなクズは、今すぐ消えろ。」
男は突然 何もないところから刀を取り出し、一切の躊躇いもなしにその首を刀で切り落とす。
突然の出来事に皆は凍りついている。
王に関しては完全に気を失っている。
マリアンもそれを理解し、そして今の出来事を判断し、武器を地面に捨てる。
「フン、それでいい。
おい、そこの女。王を起こせ。
二度と言わせるなよ。」
マリアンは気を失っている王を上体起こし、気付けさせる。
他の皆は呆然と見ているだけ。
皆 動けないでいるのだ。
「よし、王よ。貴様が今回 こいつら
勇者どもを呼んだ理由、倒すべき奴を手短に話せ。俺を待たせるなよ。待つのは嫌いだ。」
男はいまだ謎に満ちており、王へ話す。




