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深層墜とし

作者:Arpad
主人公、駒井瓢は転校初日に集団から嫌がらせを受ける女子生徒、矢継と知り合う。徐々に矢継と打ち解け始める駒井であったが、彼女が企てた復讐劇に意図せず巻き込まれる事に。復讐に使った針を出会い頭にぶつかった事で、彼はその身に受けてしまう。その晩、高熱に苦しむ駒井、自宅のベッドに横たわっていたはずが教室で目を覚ましてしまう。妙な夢だと訝しんでいたところ、駒井は矢継に嫌がらせをしていた集団のリーダー、笹木と鉢合わせ、共に探索しようと試みる。だがその矢先、突然現れた怪人物によって笹木が眼前で惨殺されてしまう。駒井は機転を利かしてその場を逃れるも、多種多様な異形によって矢継に嫌がらせを加えていた連中がなぶり殺されている所へ、次々と遭遇することに。遂に駒井自身も魔の手に捕まりかけるも、唐突に現れた協力者に救われ、そのまま自室で目を覚ます事になる。
 全ては悪い夢だと自らに言い聞かせる駒井だったが、登校してみると生気をすっかり失った笹木達の姿を目撃してしまう。自分や笹木達の身に何が起きたのか、矢継に問い掛けると、彼女の口から信じ難い話が語られる。人間の意識の底の底、全ての人間の恐怖心が交錯する深層心理世界へ対象者の意識を叩き墜とす儀式、深層墜とし。学校で古くから語り継がれてきた儀式を矢継は復讐に利用し、毒針はその儀式に必要な道具だったのである。墜とされた意識は深層世界で地獄の如き苦しみを受け続けると聴いた為、笹木達を助ける決意を固める。苦慮する矢継をどうにか説得して毒針を譲り受けた駒井は、再度深層世界へと自らの意思で墜ちる事に。
 そうして紆余曲折を経て、笹木達を現実へ引き戻す事に成功する駒井であったが、矢継から深層墜としを広めている人物が居る事を教えられる。深層世界から人間の意識を引き戻す術を身に付けた駒井は、深層墜としが学校中で流行る事を危惧、この難題を一人で解決しようと奔走し始めるのであった。
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