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この小説を書いたら死のうと思っていた

作者: 朝馬手紙。

この紙くずがゴミ入れに入ったら

部屋の片付けをしようと思っていた

明日もし雲一つない快晴だったら

隣町まで買い物行こうと思っていた


他人に言われないと

キッカケが何かないと

動けないから…



ありがとうって言われるなんて

思いもしなかった

いいね押されるなんて

考えもしなかった

好きになってくれるなんて

夢にも思わなかったんだ



人見知りだから、ありがとうって言えない

ごめんなさいとスミマセンしか言えない

そんな自分をほんの少しだけ

変えてやりたかったんだ



コンビニで小さくお辞儀をしよう

出来るだけ感謝を伝えよう

一つくらい自分のこと好きになってやろう



好きだと言ってくれた人に

好きと言えなくて苦しくなるよ

フォローしてくれた人を

フォローしない自分が嫌になる



あぁ…もう、いいや…


この年末を超えたら

この詩を書いたら

この小説を書いたら死のうと思っていた

終わったら終わるんだと思っていた

まだ生きてもいいの?

死にたくて堪らないのに?

消えたがりでもいいの?

誰も、自分さえも愛せなくても?


「また、書いてもいいよ」


あぁ

そこまで貴方が言うなら

この小説を書いても、また書いてみよう

あと一日だけ息をしてみよう

地獄と知っているけど

次の春を待ってみよう……



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― 新着の感想 ―
[一言] 多分その声は空耳、もしくは悪魔の囁き。 とはいえ、多分願いは叶うだろうね。悪魔は嘘を付けないから。
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