第4話 意識?
もしかしたら誤字脱字があるかも知れません。もしあった場合は教えてくれると助かります。
...俺は死んだのか?...
...でもなんで俺が!?...
...まだやり残したことだってあったのに...
ここは、いったいどこなんだ?まるで淡い夢の様なそんな感じがする。夢?今までのことは夢なのか?いやそんな事はない、俺は確かに額を貫かれた、思い起こせばいつでも死の場面が蘇る。じゃあいったいここはどこだ?
聞こえるのは俺の声だけ、まさか俺の意識の中なのか。
多分ここは俺の意識の中、では何故俺は意識の中で独り言を永延と語っている、何かにすがろうとしているのか?それとも俺ではない誰かの思惑か?どちらにしろ、死んだことには変わりない。
真琴はただ考えるしか術は無かった。何故なら、目を開くことも、口を開けることも、体を動かすこともできないからだ。全ての動作を封じられまるで自分の体が自分のものではないかのように。
ふいに真琴は何かに気づく。それは全身のあらゆる動きを封じられていても分かった。この世のものとは思えない禍々しい気配だった。その禍々しい気配が全身を覆い被ろうとする。真琴は抗うことはできない、ただ禍々しい気配に包まれるだけ、真琴は死をも絶する恐怖を体験していた。逃れることのできない恐怖そして、禍々しき気配。
自分の意識を包んでいるものは闇であると。真琴は恐怖に打ちひしがれていた。
「うぁぁぁぁ!?」
壮大な悲鳴と共に彼の意識は闇から開放された