表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
zero×騎士  作者: 朧月 燐嶺
第2章 覚醒
20/46

第19話 初めての依頼

気がつけば私が小説を投稿し初めて早1年が過ぎていたなんて気づきませんでした。(実の所10月ごろに既に迎えていた……)

それはさておき本編をどうぞ


「………ね……」

(誰だ?)

「……ねぇ………あな………」

(いったい俺を呼ぶのは誰だ?)

「ねぇ、あなたったら!」ドス!

「いってぇ!」


 何かに小突かられた衝撃で目が覚める。


「……なんだアイリスか、起こすならもっと優しく頼むよ」


「だから、せめてさんを付けなさい!」ドス!


「あぁ!」


 今度は脛を蹴りやがった。アイリスの態度はどんどん悪くなっているきがしてならない。


「そんなことよりも、町につきますよ」


「え、ああ、ほんとだ!」


 アイリスのいたエルフの村よりも数段は広い、 それにレンガ造りの家、舗装された道、いきなり文明の利器と言うのを感じる。 この町はボレロの町と言うらしい。この町は混血種(リジンヌ)達が集まって出来た町らしく、酒造りで有名だとか何とか、馭者の人が言ってたようなきがしたが。そんなことよりもこれからどうするかだ。とりあえずアイリスに聞いてみる。


「なぁ、アイリスさん。これからどうするんだ?」


「あなたに言う必要はありません」


 あっさりと返される。何とかならないものか。そんな時ある重大な事に気がつく。


「なぁ…アイリスさん。」


「どうかしたの?」


「いや……飯とか食料とか食べないと死ぬよな?」


 何を当たり前の事をいっているのか、そんな呆れた顔でアイリスが答える。


「当たり前です、生あるもの何かを食さないと生きていけないのは当然。」


「それなんだけどさ…俺…金とか金銭になるものなんもないんだけど…」


 重大な事。それは汚い話、金である。どこの世界でも金がなければ、何かを買うことも、宿を借りる事も、飯を食うことも出来ない。結局は金がなければ何んにも出来ない。それはどの世界に言っても変わらない!!!


「まさか、もってないんですか、お金を?」


「持ってない……」

 下を俯いてとても暗い表情が耐えなかった。


「貸しませんからね 絶対!」


「え…嘘だろ?頼むよ飯1回分でいいから、じゃないと死んじまうから…ここまで来た仲を易々と消すのか?」


「当たり前です。貴方と私は何の関係もない垢の他人ですから」

 

 アイリスは依然としてキッパリと俺の俺の事を突き放そうとしてくる。


「ならせめて、この世界で金を稼ぐ方法か何かを教えてください!」


 こうなったらやけくそだ!っと土下座を公衆の面前でぶちかます。溜息をつき呆れた顔で話す。


「はぁ……まったくあなたはしょうがない人、それぐらいなら教えてあげます」


「え、ほんとに…マジで!」


「ええ、ほんとよ」


 それが聞ければなんとかなるそう思い。腰を起こすと、アイリスが話し出した。


「私やあなたのような冒険者は、ギルドに所属してお金を稼ぐのが主流です」


「ギルドってあのギルドだよな、依頼をクリアしてその見返りに報酬を貰うアレだよな?」


「ええ、正解よ あなた知ってるなら聞く必要ないじゃない」


「まぁ、一応?ってやつかなきっと」


 俺とアイリスが会話をしていると、後ろの方から、声をかけられる。


「そこの人たち」


 呼ばれたので2人して、その方向へ振り向く。


「あんた達、冒険者かい?」


 俺とアイリスは顔を合わせ、言う。


「「ええ、そうですが」」


「ちょうど良かった、あたしの依頼を引き受けてくれないかい?」


「依頼ですか、詳しい話を聞かせてください」


 俺とアイリスは少々その人の話に耳を傾ける。俺達に話しかけてきた女性は、とある事に悩まされていたらしい。それは魔物に畑を荒らされているとのことだ。


「いったい畑を荒らしてるのはなんなんですか?」


「実はマタンゴなんだよ!それが」


「マタンゴ!?」


 思わず驚いた素振りを見せてしまう。マタンゴとは、一般的なキノコ怪人(モンスター)の事だ。形は腰丈ぐらいのキノコに足が生えたものだ。そのマタンゴは俺がやってたRPGにもいた。言わばスライムに次ぐ雑魚キャラ扱いの敵だ。


「それを倒せばいいんですか?」


 アイリスが依頼人の女性にそう告げる。


「ええ、その通りよ」


「ちなみになんですか、何故俺たちに?」


 依頼してきた女性は答える。


「実は、ギルドに申請するにはお金もかかるし、大掛かりなモンスターならまだしも、低級にはお金はあまり貼れないから、」


 そういうことかと、1人で納得する。


「分かりました。やらせていただきます」


「本当かい、助かるよ」


 なぜだか、まだアイリスと共に行動することになった。とりあえず依頼人の家に向かう。少し町から離れた所に家はあった。


 畑は、家からまた少し離れ森に面した所にどデカい敷地一面の野菜畑や、色々な作物が栽培されている畑だった。そこの一角かは奴らは現れるらしい。


「あそこに奴らが現れるんだよ。」


 見た感じ今はいないようだった。


「とりあえず、この人と私でここを警護しておきます、マタンゴが出ればそのまま倒します」


「そうかい、すまないねぇ......あ!そうだ、あんたら宿は決まったかい?」


「「いえ、まだですが」」


 それを聞いた依頼人は、なんだかにこやかな顔をして話す。


「なら家にお泊まり、奴らを懲らしめてくれるのに何もしない訳には行かないしね。」


「だけど、お金が……」


「お金?いいのよそんなもの、あいつらさえ懲らしめてくれれば、それで」


 今の言葉を聞いて依頼人は相当、マタンゴ達に手を焼いているいるらしい事がわかった。


 依頼人は仕事があると、主屋の方に戻っていき、俺とアイリス2人でここを警護する。街についたのが、遅かったため、一日の目の警護は、終わった。


 アイリス曰く、マタンゴは夜行性ではないらしく、夜は活動をしないらしい。俺たち2人は依頼人の家へと戻る。

 そして今日初の飯を食べ、用意された寝室で、今日一日の疲れを取る。


 そして朝がやってきた。時刻的には朝の六時だろうか、早朝から、畑の警護をする。すると、ついに奴らは現れた。マタンゴだ!

 アイリスは俺に指示を仰ぐ。


「マタンゴは三体、うち2体は私がやるから、残りの一体をお願い」


「わかった。」


 アイリスの合図と共に、マタンゴの元に接近する。基本的に温厚なはずらしいが、こちらに敵意を持っているのか、突進してくる。


 マタンゴの攻撃を、かわし剣で切りかかる。


「てやぁ!」


 だが、上手くは行かず、空を切る。何度剣を振っても、マタンゴには当たらない。一方アイリスは、的確にマタンゴに攻撃を当てていく。


 そして見事二体を打ち倒す。俺も負けては居られないが、上手く当てる事が出来ない。その時だった、アイリスが俺に叫ぶ。


「剣に流されないで、自分の意思で剣を振るうの、それに切ると言うより、当てる事をイメージして、あとしっかり脇を締めて!」


「わかった...」


 言われた通り、にやってみると、以外にもその攻撃は初めて命中する。


「や…やった!」


「感心してる場合じゃないわ、次が来る」


 マタンゴへの一撃は浅かったらしく、以前と攻撃を仕掛ける。攻撃をかわし隙をみる、マタンゴはジャンプ攻撃を仕掛けてくる。これだ!そう思い力強く剣を降る。


「どぉりゃァ!」


 見事にマタンゴを撃破した。訳の分からない力じゃなくしっかりと自分の力でモンスターを討伐してほんの少しだけ嬉しかった。


 今にも喜びの叫びをあげたかったが、そうもいかなかった。つかの間に悪寒が走ったのだ。まだ何かいる!?そう確信した。アイリスにこの事知らせるべきなのか…悩んでいると、その悪寒の元凶が自ら姿を表した。


「アイリス!!」


この場を借りてお詫びします。誤字脱字がありましたら御報告お願いしますと言っておきながら。『受け付けない』設定にしていた事を今更ながら気が付きました。

本当に申し訳ありませんでした。

設定は『受け付ける』に変更致したので、もし見つけた際はお気軽に御報告ください。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ