第13話 事実
気がつけば1ヶ月も投稿をしていませんでした ( ´△`)アァ-
「ところで貴方、左腕を見せてくれない?」
(はぁ?)
唐突に左腕を見せろと言われて、なんだかいや〜な感じもするが、まあいいだろう彼女の言う通り左腕を見せると、すると彼女は俺の袖を捲り上げ、腕を見ると、急に驚いた様子で後ずさりする。
「う、嘘ぉ………」
まるで信じられないものを見たかの様なそんな感じだった。俺の腕に何かついているのだろうか?不振に思い腕を見るも、別に変わった事は無いいつもの俺の腕だ何か変なものでも付いているわけでもない。
だが彼女の驚き様はちょと度がすぎている気もする。とりあえず理由を聞いて見るとしよう。
「どうしたんだ?俺の腕に何か付いてたか?」
心配している反面を装いもう反面では少し小馬鹿にする。
「その逆よ……」
「逆?いったいどういう意味だよ」
「無いのよ……」
「へぇ?無いって何が?」
「生痕が無いのよ…」
(はぁ!?生痕?)
真琴は心底驚いていた。生痕?そんなものがあるはずない!その前に生痕とはいったいなんなのか?彼女が続ける。
「混血種じゃないなら……あ、貴方何者なの………」
この場で嘘や隠し事をするのは最前の選択とは言えない。とりあえずここは素直に伝えよう、変に遠まわしな言い方だとかえって不振に思われたり、誤解を招く事になるかも知れない。
「俺はさ、人間なんだ……信じられないかもしれないけど…」
彼女の反応は、愕然としていた。そんな事が有り得るはずがない、そんな顔を見せる。だがそれは紛れもない真実だ。
「うっ、嘘よ……そんな、そんなことあるはずがないじゃない…」
「こればかりは嘘なんかじゃない。紛れもない真実なんだ……さっきも言ったように、俺はこことは違う別の世界から来た。さっき君が言ったようにこの世界の人間は滅んでいるのなら、そうとぐらいしか考えられないんじゃないか?」
それからしばらく沈黙が続く。木のざわめきだけが聞こえる静かな時間が長々と続く。
だが、今の俺は何も言えない……
彼女に掛けてやる言葉すらない。幾ら説明してもこればかりは彼女の受け止め方次第なのだから。アレからどれだけの時間が経っただろうか、彼女は一向に喋る気は無い、ただ俯いて下を見るばかり。
その一方で陽光は次第に橙色に染まる。その橙色の光が木々のあいだを縫うように辺りを照らす。すると彼女に動きがあった、もの言いたそうな俺に近づく。
「待たせてごめんなさい、とりあえず貴方の事情はわかったわ。確かに貴方がこことは違う世界から来たと言うことは本当なのかもしれない。でもそれは私にはどうにもできない。」
「そうか……」
「でも、長老なら何かしらの力になってくれるかもしれないは。それに日も暮れて来たことだし私に着いてきて、村まで案内するは」
誰のおかげでこんな時間なったのやら。まあ野宿をするよりは断然いい。野宿はキツイだろうしな。
俺は誘われるまま、彼女について行く。
「おい?まだつかないのか」
「もうすぐよ」
もうどれくらい歩いただろうか、果てしなく続く森を歩いて逝く。日は段々と沈んでゆき森が空が、漆黒に染められていくさなか、1点に輝く光が見える。その光を目指し一歩また一歩進んで行く、進むごとに光は増えていく。
そして点々と灯りの灯った風景が目の前に広がる。彼女のいう村は深い森の奥にひっそりと佇んでいる。だけどそのひっそりが何ともロマンチックな雰囲気を醸し出している。
「着いたは、ここが村よ」
見れば分かる事だが……これは凄い!
真琴その光景に目を奪われた!
1ヶ月に1、2本出せるぐらいのペースでこれからはいこうと思います。
へたに焦って書くよりいいものが書ける気がするので。読んだ下さる皆様方には申し訳ありませんがご理解いただけると幸いです。
m(_ _)m




