第12話 木漏れ日
長らくお待たせしました。久々の投稿ですココ最近色んな行事が、重なり投稿が大変遅れてしまいましたm(。>__<。)m
俺が言い放った言葉に彼女は静止した。
風の音が耳に触れる、その状態が続く。すると彼女が笑を浮かべ苦笑いし出す。
「フッ、フフフ…」
小馬鹿にされた気がした。
「どうしたんだ?」
「貴方、もっとマシな嘘ついたらぁ?」
まあ、そうなるだろう。予想はしていた、俺が異世界から来ことを易々と信じるはずもないましてや信じる方もどうかと思うが…
初対面の相手をいきなり信じれる訳もない。
すると彼女は続ける。
「所詮は混血種の、言うことはろくなことないのねぇ?」
俺は聞きなれぬ言葉に首を傾げる。
「そ、その…り、リジ…ンヌ?てのは、なんなんだよ?」
彼女は呆れ顔をしてこう告げる。
「貴方…どう見ても混血種でしょ?」
全くもって訳が分からない。混血種とは一体全体何なのか…
分からないのなら彼女に問いただしてみればいいじゃないか。
「一体全体その混血種てのは、何なのかを教えてくれないか?」
「え?…え、えぇ……」
俺の発言に困惑しているのか、なんだか悪い気もするが。今はそんなことを気にしてる暇なんてない。
「混血種というのはね、今はいない人間とその他種族の血を分け合った者達のことを言うの」
なるほど!混血種は人間と他種族のハーフと言うわけか。いや待てよ、彼女はさっき今はいない人間と言った。それはいったいどういう意味なんだ?何か事情がありそうだな。ならばこれも聞いてみるか。
「なあ?さっき今はいない人間と言ったな、あれはどういう意味だ?」
「また貴方ときたら、訳の分からないことを次から次に…」
だいぶご立腹のようだ、でも俺は構わず話す
「今はいないって、どういう意味だよ!?答えてくれ!!」
「…わッ、分かったわ」
そう言い、彼女は語り出す。
「今から約数千年前まで人間は生きていたそうよ」
「生きていたそうって、それじゃぁまるで人間がこの世にもういないって言ってるもんじゃないか!?」
「まさにその通りよ、もう人間はいない…数千年前に滅びたのよ…」
「お、おい?嘘だろ?」
俺は唖然としていた、信じられない人間が滅びた?何故?人間が?俺の中の疑問は次第に不安に変わってゆく、だが俺は知りたいことの経緯を。
「人間が滅びたということは、何らかの原因があったんだろ?それを詳しく説明してくれないか!?」
少し困っているようだが、俺に語り出す。
「今から約数千年前、この世界で大きな争いがこさ起きたの…それは人知を超えた神と神の争い…主謀である二柱の神、その人柱が創世の神アテネ、もう人柱は破壊の神ガイアその2柱の神によって人間は二つに分断され同族同士で殺しあったそうよ」
聞くからにとても悍ましい話だ、元は一つだったはずの人の心を割いた神の争い。それに巻き込まれ同族同士で殺しあう…まてよ、ガヴィルが言っていた事に似ている…いや!?似ているも何も似すぎている。
「ねぇ、貴方大丈夫?」
彼女の呼びかけにふと我に返る。俺はどのくらい考え事をしていたのか、まあせいぜい数分てところか。それよりもだ
この先がどうなったかがきになり
「あ、ああ 大丈夫だ続けてくれ…」
「争いに勝利したのは創世の神アテネ、そして争いの末に人間の大半は滅び、この世からはありとあらゆる生命が消えたわ…それに感度したアテネは、新たな生命を作り出した、それが私達エルフやその他種族なの」
俺の胸にはモヤッとした気持ちで覆われ、とても気分がいいとは言えなかった。なぜ人間は滅んだのか、少々の人間は争いの果てに生き延びたはずだ?じゃあなぜ?
「なあ?一つ聞きたい、なんで結局人間はこの世から居なくなっちまったんだ?」
彼女が、それに答える。
「それは種の繁栄を最優先したかららしいわ。その為には種族など見境なく孕ませてたらしいから。人間って、本当に欲深いのねぇ?」
なぜだかこれに関しては反論ができない。彼女の言っていることは間違ってはいないが、もうちょっと言い方というものがあっただろうに。
「結局、種の繁栄の為に純血の人間は必然的にこの世から消えたと言うことか」
俺は彼女が話したことを頭の中で整理する。正直内心呆れていた。まてよ、純血の人間はこの世にはもういない?となるとこの世界で人間は俺一人だと言うことか!?何だか悲しい気分だな。
これからも投稿頑張って行きます(p`・ω・´q)




