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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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いじめのない教室

作者: 結城 からく
掲載日:2026/02/04

 新学期の始業式の日。

 新しい担任の加藤先生が家にやってきた。

 僕は加藤先生と玄関で話すことになった。


「川合君は去年から学校を休んでいるそうだね」


「うん」


「それはクラスの子が原因かな?」


「…………」


 僕は下を向いて黙り込む。

 その反応で察したのか、加藤先生は真剣な顔で言った。


「先生は決していじめを許さない。一週間だけ待ってほしい。それまでに全部解決するから」


「そんなこと無理だよ」


「大丈夫、信じてくれ。必ず君が楽しく学校に通えるようにしてみせる」


 一週間後、加藤先生はまた家にやってきた。

 前回と違って、加藤先生はとても明るい顔だった。


「川合君、おはよう! 約束通り、いじめ問題を解決したんだ。一緒に学校へ行こう!」


「う、嘘だ……」


「本当だよ! もし嘘だったらすぐに帰ってもいい! さあ、行こう!」


 僕は加藤先生の車に乗って学校へ向かう。

 教室に到着すると、変な臭いがした。

 僕は思わず立ち止まったけど、加藤先生は気にせず扉を開ける。


 教室には誰もいなかった。

 並んだ机の上には、血みどろの花が瓶に入れて飾ってあった。

 加藤先生は教室を見回して微笑む。


「いじめがクラスぐるみだと判明してね。みんなには反省してもらったんだ」


 いつの間にか、加藤先生の手には斧が握られていた。

 刃には赤黒い汚れが染みついている。

 加藤先生が何をしたのか理解した瞬間、僕は腰を抜かした。

 動けない僕に対し、加藤先生は優しく言う。


「これでいじめ問題は解決したね。じゃあ、授業を始めようか」

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