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あっ!部屋を飾り付けた方がいいんでしょうか?”おはよう記念日”とかいいですね!

「ふっふーん!ご主人様が〜お目覚めに〜」

「……」

「もうすぐ、もうすぐです!」

「……」

「ご主人様がお目覚めになられたらどうしましょう!」

「……」

「あっその前にもうお医者さんに連絡しないとですね!もう必要がなくなりましたし!」

「……」

「いやぁ、長かったですねぇ!100年ですよ!100年!私じゃなきゃ死んでましたよ!どんだけ寝てるんですかこのご主人様は!お寝坊さんにも程があります!そんな所も素敵です!」

「……」

「まあ?奴隷ちゃんとしては今のままでも全然幸せでしたけど、やっぱりご主人様が一番ですからね!」

「……」

「あっ!部屋を飾り付けた方がいいんでしょうか?”おはよう記念日”とかいいですね!」

「……」

「ご主人様が好きなハンバーグも一杯作っちゃいます!超豪華にします!容易に食べ切れると思わない事ですね!」

「……」

「ご主人様がお目覚めになられた時に寂しい思いをさせては奴隷失格です!頑張っちゃいます!」

「……」

「そういえば、ご主人様の声を聞いたのも本当に久しぶりでした!あまりに突然のことで録音できなかったことが一生の不覚です!」

「……」

「しかし、ぐふふ……奴隷ちゃん脳内メモリーには焼き付いておりますよ!私の名前を……ぐふ……あんな情熱的に、ぐふふふ……」

「……」

「おっと手が止まっていました。ご主人様め油断も隙もありませんね!時間もないことですし急がないといけません!」

「……」

「あーあ多忙ー!奴隷ちゃん多忙ー!」

「……」

「全く感謝してください!いくら奴隷といえどこんなに尽くしてくれることなんてないんですよ!知りませんけど!」

「……」

「ご主人様の為ならえんやこら!ご主人様の為ならえんやこら!もひとつオマケにえんやこら!」

「……」

「やれやれこんなに忙しいとご褒美の一つでもないとやってられませんねぇ!チラッ!ご主人様チラッ!」

「……」

「申し訳ございませんご主人様!愚かな奴隷ちゃんを許してください!ちょっと匂い嗅ぐだけですので!!」

「……」

「すぅ〜くんくん!あぁ〜これ!生き返る〜!ぐへ……いいですよこれ!ぐへへへ!」

「……」

「じゃあラストスパート!頑張りますねご主人様!」

「……」


「………」


「…………」


「……………」

「後はこれを用意して……あぁ、まだあれも終わってなかった…で……す………」

「……アン」

「…………ぇ……も、もう……?まだ時間は残って……」

「もう辞めるんだ、アン」

「…………」

「アン」

「…………おはようございますご主人様。お目覚めを心よりお待ちにしておりました」

「……ッ!アン、だから……」

「直ぐにお食事の用意を致しますので、少々お待ちください」

「…………待て、行かなくていい。それよりこっちに来てくれ」

「はい」

「正直に答えてほしい……いや、命令だ。正直に答えろ」

「はい」

 



「お前はあと、どれくらい生きられる?」

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