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きっと物みたいに扱われるんだわ……だって私、奴隷だもの……

「ご主人様!今日はビーフシチューを作ってみました!」

「……」

「あーもうほら、ご主人様ったらまた溢しちゃってますよ!」

「……」

「本当に私が居ないと駄目なんですから!」

「……」

「む、なんですかその顔は!ご主人様一人じゃ掃除も洗濯も出来ないじゃないですか!」

「……」

「ま、まあ?全部私がやってあげますから?感謝の気持ちを込めて、その……頭を撫でるなんかしてくれてもいいですよ……?」

「……」

「や、やっぱり何でもないです!いいから早く食べちゃって下さい!」

「……」

「今日はこの後お医者さんが来ますからね!その準備もしないといけないのです!」

「……」

「あーあ多忙ー!奴隷ちゃん多忙ー!」

「……」

「でも……私は奴隷だから……この首輪で無理矢理言う事聞かされちゃうんだ……」

「……」

「嫌がる私を無理矢理ベッドに連れ込んであんなことやこんなことを……」

「……」

「きっと物みたいに扱われるんだわ……だって私、奴隷だもの……」

「……」

「キャーッ!ご主人様のえっち!けだもの!女の敵!」

「……」

「いいですかご主人様!確かに私は奴隷であなたのものですが、一人の女の子である事には変わりません!嫌な事があったら泣いちゃいますよ!いくらご主人様でも無理矢理だなんて……」

「……」

「……まぁ、ちょっと強引な感じは逆に……って何言わせるんですか!」

「……」

「まったく、ご主人様は油断も隙もないですね!」

「……」

「それよりお医者さんですよ!今日は何と帝都で有名な凄い人だそうですよ!」

「……」

「曰く神の手……どんな重症の患者でも助けてしまうそうです」

「……」

「しかし神を称するとはなんたる不敬でしょうか!これは教会にクレームを入れるべきですね!」

「……」

「あっ見てくださいご主人様、小鳥が飛んでいますよ!可愛いですね!」

「……」

「えっ?お前の方が可愛いって?もうー!何言っちゃってるんですかこのご主人様は!」

「……」

「そんなに褒めたって今日のお夕飯が豪華になるだけですよ!」

「……」

「ご主人様の好きなハンバーグにしちゃいます!……む、何ですか……仕方ないですね!オクトパスウインナーさんも付けちゃいます!」

「……」

「特別ですよ!特別!その代わり野菜もちゃんと食べて下さいよ!」

「……」

「わっもうこんな時間!私、お出迎えの準備してきますね!」

「……」

「いい子にして待っていて下さいね!勝手に動いたりしたらめっ!ですよ!」

「……」

「ではご主人様行って参ります!」

「……」

 

「………」


「…………ぁ」

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