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4話
『指定高度威凶魔法』──それが意味するところは、概念が内包できる最大質量を越える大きな魔法。
つまり、地球上にしかれた社会法則や物理法則等がある程度無視できる、無茶苦茶な暴力と言えてしまえる。
最も、そんな魔法を出力全開で使ってしまえば、この街は一瞬で消滅しかねない。
何事も加減が必要必須。
「...にげるか?...」
「「「「ふははぁ、妥当な判断だろうな。一対一に持ち込まれちゃ、お前には分がない」」」」
「は? 一々言葉拾ってんじゃねーよ。さっきのは独り言。
お前程度の雑魚に、元より逃げるなんて選択しはないけど?
それに、一対一とか馬鹿かぁ? まだ一人も削れてない。粋がってるところ悪いけど、さっきからずっと二対一のまんまだよ」
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【次回のお知らせ】
作者より:
次回の5話は、分量が長くなると思うので気長にお待ち下さい。
予想、5000文字以上(多分)。