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私的な夜  作者: 那須茄子
蠢く蝕死
1/9

プロローグ

 目が見えない程式ていしき 琴巴ことはは、言葉を何よりも大切にしていた。

 だから、人並み以上に言葉には、敏感だ。彼女にとっての真の魔法は、『言葉』であるのだ。


 「言葉は魔力」──彼女はよく口に出して、唱えた。彼女は自らに、言い聞かせたのだ。『そうであるよう』に暗示を何度も何度も。きつくあんじを結び。 

 新たな魔法を生んだ。分類樹にして『指定高度威凶魔法』とされる。


 自己暗示。これは時によって、凶器のように強い力を帯びる。現に琴巴は、現代屈指の()()()()使()()として、その名を冠した。

 


 これより。

 私は『自己暗示』というのは、時に魔法と同じように、神秘領域へ干渉しうる力があるのではないかと推測する。

 あくまでまだ、仮説段階だが。可能性は、十二分だと思われる。

 

 よって、以後も程式琴巴の()は有効であることを、ここに綴る。

 

 

 

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