表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/30

姉と弟のディスコミュニケーション

他連載が完結しましたので、こちら連載再開いたします。

 この国の起こり…いや、それ以前より、世界は、君主とそれを支える貴族により成り立っていた。

 その歴史はもはや100年や200年などという単位には収まらない。

 不変の、普遍の仕組みだと。

 世界の大半の人間が、そう考えている、だというに。


「予想はしてましたけどね!にしてもアッサリ言い過ぎでしょう!!」


「あびばばばばば!!いはい!いはいですあるはまーー!!」


「よく伸びる頬ですね!はは!どこまで伸びるか試してみましょうか!!」


「あるはみゃごあんしーーーーん!!!」


「何言ってるか分かりません!!!」


 (アル)が壊れた。

 いや、そんな気はしてたけど!

『Q.貴族社会は崩壊すると思うか?』

『A.はい勿論』

 の即答は、弟の理性を爆破したらしい。

 聞かれたから答えたのに!

 理性を失った弟は、『この口か!この口がいけないのか!』と言いながら、頬を引っ張り倒してきた。ぴえん。


 ぜえはあ、お互い肩で息をしていると、小さな声でアルが切り出す。


「なんで…貴族が、力を失うと思うんですか…姉上の考えを、聞かせてください」


「あ、うん、えっとね「あ、やっぱり待って」…う、うん?」


 話出そうとすると、耳を塞いで「…やっぱり、聞きたくないかも…」等と俯いている。百物語してる訳でもあるまいに。


「だ、大丈夫、アル?無理はそんなしなくても…」


「…いえ、兄上も言っておりました…!僕はローズバーグの人間として、多角的な視野を持たねば…!!」


 そんな青い顔して申されましても。


「……ど、どうする?話す?」


「…………お願いします…………」


 苦悶に満ちた表情である。


「え、えっとね、そんな今日、明日って話じゃないよ?将来って話だから」


 なるべく怖がらせないようにと思って、切り出す。


「!本当ですか!」


 ぱあっと晴れる表情。くっ!散々頬を引っ張られたり、暴言吐かれたりするけどやっぱり可愛い!美少年の明るい表情は、こちらも心が晴れるね!


「うん!少なくともあと5年はもつんじゃないかな!」


「ぜんっぜん!安心材料にならない!!!!」


 間髪あけずにアルが吠えた。

 安心させたと思ったら、逆効果だったらしい。ごめん。

何も安心できない弟。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ