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「クアールとはまた全然違う街並みだな」
「そうですね。私も色んな街を見てきましたがこんなに綺麗な街は初めてです」
「凄いなぁ。この世界は本当に知らないことだらけだ」
クリスさんに連れてきてもらわなければ絶対に知ることの出来なかった場所だ。今度しっかりと感謝を伝えよう。
アイテムボックスから飲み物とお菓子を取り出し2人に渡す。
「この景色でも見ながら未来のことでも話そうか。次の街のこととか、将来の夢とか何でも」
「どうしたんだいきなり。まぁいいけどな」
「私も構いません」
「よし。それじゃ次はの街は…」
そのまま数時間塔の上で話し込んでしまった。思いの外塔の上は涼しく夕方になってくると肌寒くなってきた。
俺たちは慌てて塔を降りていくと、階段を登ってくるロイさんと出会った。
「なんで君たちがここに…。あぁ、クリスですね。どうでしたか?ここの景色は」
「とても綺麗でした。こんな綺麗な街初めて見ました」
生前見たどの街よりも綺麗だった。といっても俺は旅行なんて行けなかったんだけど。
「それは良かった。アレク様は街の整備にも力を入れていますからね。その言葉は喜ぶと思います」
「ロイさんはなぜこちらに」
「私もここから見る景色が好きなんですよ。いつも仕事終わりに眺めているんです。今日も仕事が終わったから来てみたら、あなた方と会ったということですね」
「そうですか。引き止めてしまいすみません」
「いえ。声をかけたのはこちらですから。では気をつけてくださいね」
「ありがとうございます」
そういうとロイさんはまた階段を登り始めた。俺達も階段を降りる。登るのは大変だったが、降りるのも中々に大変だ。




