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Episode8 哀しい身代り4




 チャラの花屋に着いた武瑠とシロは鮮やかに並んでいる花々を見ながら店内へと入っていく。


「いらっしゃいませー。って、あれ? 武瑠さん――、とシロだ。どしたの? 二人して」


 そんな二人に声をかけたのは、店の奥から出てきたエプロン姿のマユだった。


「おー、マユ。久しぶり」


「うん? そうだっけ? 割りと最近会った気がするけど」


 そんなやり取りをしながら、武瑠はキョロキョロと店内を見回す。


「隼ちゃんなら、奥にいるよー。呼んでこよっか? あ、舞花ちゃんの具合はどう? まだ治らないの?」


「あぁー、それも含めてお前らに話があるんだけど。チャラ呼んできてくれる?」


 舞花が体調を崩した為、暫くバイトは無理そうだとシロから連絡をもらっていたマユとチャラは心配していた。


 シロへと顔を向けていたマユだったが、そのシロからではなく、武瑠から話があると言われたマユは、何かあったのだと直ぐに察知し「りょーかい。ちょっと待っててね」と言って奥へと消えていった。






「で、話って何よ?」


 マユと共に奥から出てきたチャラは店の看板を“close”にしてから、そう切り出した。


「舞花が目を覚まさなくなっちゃったんだ」


 シロは武瑠に話した時と同じように二人にも舞花が一週間前から目を覚まさなくなってしまった事を説明する。


「一週間前ってシロが連絡くれた時からってことだよね?」


「うん、二人に連絡した時から舞花は眠ったままで。僕も最初はこんなに長い間眠ったまんまだなんて思ってなかったし、どうしたらいいのかも分かんなかったからさ。とりあえず、二人には舞花が体調を崩しちゃったから暫くバイトには行けそうにないって言っちゃったんだよね。なんか、ごめんね」


「謝らなくてもいいよ。舞花ちゃんがいつ目覚めるかも分からない状態で、シロもどう言っていいのか分からなかったんだろ?」


 チャラはシロの頭をポンポンっと撫でながら、にこりと笑う。



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