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ぷろろーぐ

 



 悟り。他人の心の中を見ることが出来る者。


 悟られ。他人に自分の心の中を見せることが出来る者。


 人間はこの二種類に分かれる。


 それについて知っているか、知らないか。


 それを受け入れられるかどうか、ただそれだけだ。


 いつどんな事が切っ掛けとなり開花するのかは、その本人すらも分からない。だからなのか、何なのか、その存在を知らない者にとっては得体の知れない異端の存在でしかなかった。


 “悟り”や“悟られ”、その性質(のうりょく)はその者達の中にも存在するというのに。


 恐怖を感じる者、気味悪がって避ける者、逆に攻撃してくる者、それらを利用しようとする者。反応は様々である。が、決して良いものとは言えない。


 悟りや悟られの多くは、その存在を知らない――、つまりは性質(のうりょく)を開花させていない者達の中に紛れて、その性質(のうりょく)を知られないようにしながら暮らしている。


 知られたら最後――、とまでは行かないにしろ、やはり生き辛い世界なのである。


 そんな中、特殊な者が現れることとなる。


 名は“大和武瑠(ヤマトタケル)”。


 武瑠は“悟り”と“悟られ”の両方を合わせ持つ者。


 しかし、当の本人はそのことをまだ知らない。悟りや悟られの存在すら知らない彼。


 ――その時は突然訪れた。



はじまりました。新しい白足袋に履き替えて猫は出発致しましたところです。宜しければ、こちらもお願い致します。⇒「黒夢シンドローム~あなたの(ヤミ)は何ですか?~」

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