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幸せってひとそれぞれ。

作者: ゆー



「こんなこと、あるぅうううーーー!?」


ただ今、私、真っ逆さまに落ちております。空中を。そう、空中を!!!


ひゅー!という風を切る音を聞きながら、私の意識は暗闇に落ちていきました。





ばふっ!

「…なんだ、この状況。…空から人が。」


空から落ちてきた少女を逞しい腕に抱きとめながら、その男はつぶやいた。

妙に眩しい光と共に、甘い香りが男を包んだ。


「…とりあえず、戻ろう。」


そして、少女を抱えたまま男は歩き出す。目指す先は、皆がいる休憩場所だ。

たまたま森を歩いて、燃やす薪を探していたところに、この贈り物。

よし、これは一人で対処できない。と、男は隊の皆が休む場所へ戻ろうとコンマ0.5秒で決めたのだった。





「うぅん…。」


「あ、起きたかな?」

「お?」


なんだか背中が痛い。それになんだか土と獣の臭いがするし、話し声がするような。


「それにしても、珍しいよねこの色。」

「だな。」

「おい、そんなに近づくな。」

「なになにザック、やきもちぃ?」

「…なんでそうなる。得体も知れないものに近づくな、と言っているんだ。」

「ほほう。」

「こんなに可愛いのに、無害でしょこの子。」

「…なぜ言い切れるんだ。」


声がする…。うーん。


「…っ!ひょえぇー!!」


ぱちりと目を開けると、すぐそばに美少年がいました。


「あ、起きた。なになにー、その叫び。」

「ひょえー、だってよ。かーわい。」

「…鳴き声か?」


「な、ななな。」


「よし、落ち着け。」

「深呼吸だよ、可愛い子。」

「…。」


「なんじゃここ!!そして誰ですか!?」


美少年とワイルドダンディと不機嫌な美形が私を見ているこの状況、いったいなんですか。説明求む、だれか!!


「元気がいい娘っ子だな。」

「だねー。」

「…落ち着け。」


説明求む!!!



とりあえず、深呼吸しといた。無意味に顔も叩いてみた、痛い…。え、ということは…この状況、夢じゃない…。


「可愛い顔が赤くなってんぜ娘っ子。急にどうした?」

「すごい音がしたね、ふふ。」

「…。」


喋ってるし、この人たちは生きているし。ここは夢の世界でもない。待って、私この状況になる前に何してたんだっけ。

勤続2年になる小さな会社の事務で働いて、帰宅前にスーパーに寄ったでしょ?よっしゃー今日は贅沢にビーフシチューをじっくりことこと作るぞー、と意気込んで買い物した、と。…あ、スーパーから家に行く途中で…子供が車に…。


「私、死んだのか…。」


「…これまた急にどうした。」

「しゅん、ってしてるね、それに発言がやばい。」

「…情緒不安定だな。」



子どもは助かったのかな…?


『 ―助かりました。』


「っ!?」


心で投じた疑問に答えが返ってきた。頭に響くような透き通った声が。


「ほんとう!?なら私は…。」


『えぇ、ありがとうございました。結香、あなた自身の寿命はもっと長かったのですが…こんな事になってしまい、申し訳ない。お詫びに別の世界へ連れ出すことであなたのこれからを救うかたちになりました。』


「あの子が助かったのなら…ん?別の世界…え!?」


『あなたの様に純粋で高貴な魂はとても珍しいのです。神会議で満場一致で異世界転移が決まりました。これからも皆見守りたいと、あなたへのギフトの量が異例で、私も困っています。』


「…すみません、もう意味がわかりません。」


『ふふふ、そうですね、気にしないで下さい。私からこのペンダントを送ります、それに念じてもらえれば、いつでも私と話せます。』



空中が急にまばゆい光に包まれ、私に降り注ぐ。ふと、首元の重みを感じて触ると、ひやりと触れるものがそこに。持ち上げてみると、ビー玉ほどの雫型が、赤のような緑のような黒い不思議な色合いできらりと輝いていた。


「ありがとうございます?」


『ふふ、愛し子よ。あなたの未来に幸あらんことを。』



と、綺麗な声と光は消えていったのだ。何だったの…頭がパンクしそう。待って…“カミ”とか言ってなかった?

…えぇ、そうですね。このような場合、『 神 』がしっくりきますよね、えぇ。…神様と話しちゃったのか、私。



「娘っ子、大丈夫か?」

「急に動かなくなったからびっくりしたよ?」

「…やはり情緒不安定だな、こいつ。」


ぱちぱち、と瞬きをする。周りを見渡すと、さっき見た3人が心配そうにこちらを見ていた。



「…あの、だ、大丈夫です、一応。」


「なら、いいけどよ。あんまりおっちゃんをびっくりさせんなよ。」とダンディさん。ついでに頭をなでなでされた。

「一点を見つめてたし話しかけても無反応だったよ?ほんとに平気?」と美少年、うん、かわいい。

「…いい医者を紹介しよう。」と不機嫌そうな美形、いやほんとに大丈夫ですよ。


「…大丈夫で、す。あ、あの、ここは?」


「ここはピアンの森だぞ。今は俺たちの休憩場所だ。」

「まぁ、他の連中はまだ戻って来てないけどね。」

「それは言ってやるな、そこそこ難しいものだったからな今回は。」

「ふーん、優しいねザックは。」


…ピアンの森ってどこでしょう。


「ピアンの森はどこの国にあるんですか?」


「なんだ娘っ子、相当田舎の出身か?」

「ピアンの森は、王都があるアリングレイ帝国アリューデンの端、ギノン国に接する場所にある森の事だよ。」


ほほう、どこだよ。聞いたことないよ。さすが異世界、まったく分からん!


「…もしや、お前…迷い人か?」

「娘っ子が!?」「え!?」


「あぁ!迷い人!なんだかそれっぽい………えぇと、迷い人?ってなんですか?」


3人が綺麗にずっこけるのを私は見た。


 

「ザック、間違いねぇ、このなーんにも知らなそうな感じ。初めて迷い人に会うが間違いない。」

「僕もそんな気がする。」

「気が合うな、俺もだ。」


「バカにしてますか?」


「ふむ、してないとは言い切れんな。」

「怒ったの?かわいいね。」

「…迷い人とは、何百年に一度、別の世界より神によって遣わされる幸せの運び人のことだ。」



ダンディと美少年はもう無視の方向でいきましょう。


「…幸せの…。」


ふむふむ、幸せの運び人…。なんだか荷が重そうな響きでございます。

でも、さっき、神様と話しをしたくらいだし…きっとなにか自分じゃ気づかない力が私の中にあるのかもしれない。中二病チックな思考になっているが、仕方ないよね、だってここ、異世界だし!ふぅー!


よし、落ち着け自分。


と、なんやかんや考えていると、目の前の3人が急に真剣な顔つきでこちらを見ている事にふと気づく。



「ようこそ、アリングレイ帝国へ迷い人様。我が名は、イーサン・フィッシャー、近衛騎士団隊長を務めています。」

「名は、アイザック・オルコット、同じく近衛騎士団所属、副隊長でございます。」

「名は、ジュリアン・クラーク、同じく副隊長にございます。」


3人は片膝をつき、右手を胸に当てながら首を垂れる。


えぇ、そうですね、雰囲気が変わり過ぎて、ついていけません。


「我らに、迷い人様のお名前を教えていただいても、よろしいですか?」


そう言って、ダンディ隊長さんはちらりとこちらを見上げる。


…ちくしょう!そんなワイルドダンディのくせに上目づかい!?甘え上手とか聞いてない!いや初対面だけどさ!

上目づかいされたらいちころでしょうよ!



「そんな、様なんてつけなくても…。石野結香です。あ、えーと、ゆうか・いしの、です。」


「ユウカ…?」

「そうです。あの、様はつけないで下さいね。」


偉くもなんともないんですから…。


「ユウカ!かわいい名前!僕の事はジュリアンかジュリーって呼んでもらいたいな。」


いや、君の方がかわいいよ美少年。


「じゃあ、ジュリでも?」

「全然いいよ!ジュリね!よろしくユウカ。」


はい、かわいいは正義。そっと目の前に出された手のひらに自分のものを重ねる。握手かな?と、思っていると、グイッと引っ張られ、私の手の甲にキスがひとつ落とされた。


「っ!?」

「ちなみに24歳、よろしくね?」


嘘だろ!同い年かよ!?

てゆうか、なんでキスしたの!?手の甲が熱い!


パニック、パニック!

美少年に見えて同い年のジュリの横ではダンディさんがにやっとしてるし…当たり前なの?このキスは…。異世界文化こわいよ…。

というか、この手はいつ離されるのデスカ。



「それで?俺の事はなんて呼ぶ?娘っ…おっと、もっとかしこまったほうがいいか?」


手をジュリに触られたまま、ダンディの方を見る


「…いや、さっきの感じがいいです。」

「そうかそうか、娘っ子。で、どうする?」

「んー、…呼び捨てには出来なそう…だって隊長さんですもんね。…たいちょーさんはだめですよね?」

「…いや、良い。その抜けた感じで呼ぶのが、なお良い。」

「じゃあ、たいちょーさんで。」

「おう、よろしくな娘っ子。」


一瞬考えた様子のたいちょーさんは、ニヤッと方頬をあげ手を差し出す。

あ、またこれ手の甲にキスパターン?と思っていると、その手は私の頭に。…撫でるの好きなんですか?いや、悪い気はまったくしませんが。


あはーん、撫でるのお上手、たいちょーさん。ついつい、目が閉じてくる。


「…かわいいな、娘っ子は。」


「んん!…俺は名で呼んでもらえれば反応する。」

「…あ、はい!じゃあアイザックさん?」


危ない、危ない、立ち寝するところだったわ。テクニシャンたいちょーさん。

ちらりと、不機嫌な美形さんを見ると、ものすごい不機嫌さが増していた。

なんだか、すみません。


「…ザックでいい。」

「了解ですザックさん!」

「…さんは付けるな。」

「はい、ザック!」

「…よしとする。」


だったらなんでそんなに不機嫌そうなのか、と、じーっとザックを見つめる。


「…ちっ。」


舌打ちされた。と思ったらザックも手を差し出してきた。

なんだ、なんだ、何をしてくる、この不機嫌さんめ!


「そんなに見つめるな…。」


と、言いつつ、私の視界をその大きな手のひらで隠したのでした。


「…ごめんなさい?」


一応、謝っときました。


えぇと、なんだろ、この状況。手を握られ、頭をなでられ、目隠しをされています。


「…あの、みなさん、一旦離れてくれませんか。」


「おぉっと、悪かったな娘っ子。ついつい可愛くてな。」

「ごめんねユウカ、離れがたい触り心地で、さ。」

「っ!…悪い。」


「い、いえ。」


どんな反応をすればいいのやら…。とりあえず3人とも離れてくれた、さすが騎士。紳士だわ。



「とりあえず、私がいる場所は分かりました。でも何をすればいいのやら…。あと、これからどうなるのでしょうか。」


不安、この一言に尽きる。



「んー、ユウカはこれから僕たちと一緒に城へ行って王と会う感じかなぁ。」

「なぁに、ただの挨拶だ。安心しな。」

「…俺たちも一緒に行く。」


「…王って国王様?」


「そうそう、国王陛下。」

「やっほー迷い人だよ、って感じで平気だと思うぞ。」

「…紹介は任せろ。ユウカは一緒に来てくれれば大丈夫だ。」


「…ザック、頼んだよ、私の生活の平和は君にかかっている気がする。頼んだよ…。」


「…悪い奴らじゃないんだ。」

「わかっているさ…あなたも大変ですね。」


ザックとなんだか以心伝心をした瞬間だった。




まぁ、まずは他の隊の奴らが集合したら行こうな。と、たいちょーさん。

なんと野外訓練中であったとのこと、今いる所がゴール地点なのだそうだ。あと30分もすれば皆集まるだろうと、たき火をして訓練終わりの軽食を作ろうとしていたらしい。ザックは薪集めの最中に私が空から光と共に降ってくるのを見事その両腕でキャッチしたんだって。なんだか覚えてないけど、お世話になって、ありがとうございました。



「ユウカは料理する?」

「んー、それなりにね。」

「へぇ!じゃあ手伝ってくれる?そこの2人がつくると料理が全部黒くなるから大変なんだよー。」

「黒く…。」

「そう…不思議だよね。じゃあよろしくね。」

「うん、頑張る。」


作るもの全てが黒くなるとか…暗黒魔術の使い手なのかな…。


「何作るの?」

「簡単なスープだよ。具材を切って煮て味付けるだけー。」

「簡単というかなんというか…。ジュリ、もしよかったら私に任せてもらえる?」

「え、いいの?実は僕も料理は得意じゃないんだよ…でもそこの2人よりはましだからさ…。」

「…よしよし、よく頑張ってたねジュリ。私がやってみるよ。器具とか使い慣れてないから教えてくれる?」

「うぅ、ありがとう…。もちろんさっ!」


かわいい。かわいさパワーもらって私頑張るよ!

料理人じゃないけど、いくらかましなものはつくれるだろう…きっと。


ジュリにいろいろ聞きつつ、たいちょーさんにちょっかい出されながら作りました。ザックはちらちらこっちを見てた。

オニオンもどきスープを作りました。支給されたそうなカッチカチの固いパンを切って入れてみるのもよし、だと思う。味見したし。


まずは、たいちょーさんに。


「たいちょーさん、味見してくれますか?」

「お、もちろん。どれどれ。」


と、小さめのお皿に盛り付け、たいちょーさんへ渡す。ダンディだなぁと思いつつ見つめていると、目を見開く様子がとれた。


「娘っ子!!!なんだこれ、うまいぞ!最高!もっとくれ!」

「ぐはっ!」


お、おおう。すごい勢いで私を抱きしめに来たたいちょーさん。身長が高いから、いいおっぱいが顔に当たります、柔らかさなんて微塵もないけど。


「隊長!ユウカが潰れます!」

「そうだ!離れて!今すぐ!」

「おぉ、悪い悪い、つい。すまんな娘っ子。」

「い、いえ。」


あぁ…おっぱい、さようなら。


「そんなにうまかったのか、隊長。」

「あぁ!こんなにうまいスープは初めてだ!」

「へぇ!僕ものみたい!」

「…は、はい、どうぞ。」


圧がすごい。ザックとジュリの分もよそって渡しつつ、たいちょーさんにはおかわりを。…あれ、これ隊員さん全員に行きわたるかな…足りないかな…もっと作る?え?


「っ!!」

「美味しいーーー!!!」


「よかった?です。…あの、これ足ります?もっと作った方がいいですかね…?」


「確かに。皆おかわり祭りだな、こりゃあ。」

「もう一つ鍋があるから作ってもらう?」

「…賛成だ。」


「おかわり祭り…作りますね。」


きっと激しい祭り…いや戦いになるだろう。

ジュリに手伝ってもらいながら、もうひと鍋分を作成。よし、味はオッケー。あとは皆さんが来るのを待つだけ。



「悪いなぁ娘っ子。あとで上手い菓子をごちそうさせてくれ。」

「美味しいお菓子!!たいちょーさん!楽しみ!」

「はははっ!かわいいなぁ娘っ子は。今度うちのにも会わせたいなぁ。」


「あっ隊長ずるい!」とジュリが騒いでいる。

いやいやそれより美味しい異世界お菓子…いっけね、よだれが。


「ん?うちの?」

「あぁ、うちのかみさんだ。可愛いもの好きだからデレデレになるのが目に浮かぶ。」



へぇ、可愛いもの好きのたいちょーさんの奥さんか、ちょっと見てみたいな。


「機会があればぜひ!」

「おぉ、そうだな。」と、また頭をなでなでされました。



そんなこんなでお話したり、ちょっかい出されたりして待っていると、ちらほら戻ってくる人が。


皆さんボロボロでした。なんで隊長、副隊長はあんなにぴんぴんなの…。

1人1人へスープを配ると、器を両手で大事そうに持ち涙を浮かべる人や、キラキラした瞳で見つめてくる人やらなんともくすぐったい反応をされた。どんな訓練なの、この訓練。鬼畜な計画だったんだなきっと。誰が考えたの…あっ…なるほど、皆さんお疲れさま。


スープを口に含んだ人から涙を流すという、なんだろう、ほんとお疲れ様でした。



「たいちょーさん…。」

「なんだ娘っ子。」

「皆さん、私の事なんとも思わないんですか?普通こんなところに私みたいな者いないでしょう?」

「ははっ、そうだな。でも大丈夫だ。あのジュリーがあんな表情で話すくらいだ。あと念話で伝えてあるからな。」

「ジュリが?…念話…なるほど魔法な感じですね。」

「そうジュリーが。魔法だな。」

「ふぅん…。あとで色々見せてください。」

「可愛いな娘っ子は。」



色々考えるのを止めときました。案の定ジュリはこちらを見てきていますし…かわいい。

あと、たいちょーさんは頭を撫でるのがくせなのかな?


ザックは隊員さん達と一緒になってスープをおかわりしています。いつの間に。


3つの鍋はあっという間にすっからかんになり、皆さん幸せそうな顔をしています。



「…やっぱり君は迷い人に違いない。」


これまたいつの間にかそばにいたザックは、周りを見渡しながら私につぶやきます。



「え?どうしたのザック」ジュリに。

「ほほう、その心は。」たいちょーさんも。



「あいつらのこんなにも幸せそうな顔を見たのは初めだ。“幸せを運ぶ”が迷い人、だろ?」



ザックのその言葉に、たいちょーさんとジュリは顔を見合わせ、「違いない。」と微笑み合った。



なるほど、こういう幸せの導き方もあるのね、と私は気づかされた。

そっと胸元に光る雫に誓う、私なりの幸せを導きます、と。

いつかあなた方にもご馳走できるかな、神様。なんて、おこがましいか!でも私を助けてくれてありがとうって気持ちが伝わっているといいな。そんな私の思いに雫がキラッと煌めいた気がした。




片付けを手伝おうとすると、いつの間にかたいちょーさんの膝の上に座っていました。早業でした。

あと、私24歳です、と伝えると皆さんびっくりして少し時が止まったよ。何歳にみえてたのよ、え?

紳士な騎士様たちは女性に重いものなど持たせられない、と、あれ、さっきまでボロボロでしたよね?というくらいにきびきび動いてました。


城でもまたひと悶着あったんですよ。

実はたいちょーさんが王様の弟だったり。あ、王様は絶対腹黒。たいちょーさんの奥さんは超絶美人の元騎士で最恐説濃厚です。

ジュリは精霊使いで人の良し悪しがわかってしまうハーフエルフさんでした、美少年なはずだよ!

ザックは最強美人なお姉様に鍛えられたせいで軽く女性恐怖症なんだと発覚、だからいつも不機嫌そうだったのね。美形がもったいない。なんやかんやあって、そんなザックと恋に落ちるのはまた別のお話。






『-今度の神会議にユウカ呼んじゃいましょうか。さてさて、どんな料理をふるまってくれるのか…。』と、神が権力を振りかざして自由に暴走し始めるのも近い未来です。



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