その名は《カルテット》
この世界には都市伝説とも言われるどこにも属さない4人組の最強のゲームプレイヤーがいた。
その名も《カルテット》
2030年8月上旬のある日、名だたるゲームプレイヤー達が1つの場所に召集された。
北にある最強ギルド《鏡花水月》の団長ダリアを初め、
南を支配するギルド《雪月風花》の団長ギル、
西を支配するギルド《花鳥風月》の団長アレス、
東を支配するギルド《花天月地》の団長エルザなど名だたるゲームプレイヤー達が100人以上。
なぜなら、都市伝説とも言われる4人組の最強のゲームプレイヤー《カルテット》を倒すためである。
プレイヤーが召集された場所は、中央区ギルブェルガ。ギルブェルは4つのギルドを線上にして交わる所に存在する。
今日は2030年8月9日、猛暑が続き毎日が焼かれるように暑い。
そんな中、プレイヤーが1箇所に集まり作戦を練っていた。
ダリア:「こんなに名だたるプレイヤー達が集まれば、あの《カルテット》も楽勝だわぃ❗️ガハハハハ‼️」
圧倒的有利に置かれすでに勝利を確信し、今にも嬉しいという感情が溢れ出す。高笑いが町中に響き渡った。
ギル:「そうだなぁ❗️これで我々の名も上がるっ‼️」
アレス:「しかし、あの都市伝説とも言われる《カルテット》に勝てる保障はあるのですか❓《カルテット》はどんなゲームでも無敗を誇る最強のゲーマーなのですよ。このゲーム《ジェネシス》に関しては今まで1000回以上の対戦があったにも関わらず、未だに無敗。本当に勝てるのでしょうか❓」
心配症のアレスはダリアとギルが油断しきっていることを指摘する。しかし、全く聞く耳を持たず、2人はワイワイと騒いでいる。
ガチャっ、
というという扉の音が聞こえた。みんなが振り向いた先にはなんとも美しい女性が立っていた。
あまりにも美しかったので眼を逸らすことが出来なかった。
この女性の名前はエルザ。東の全域を支配し、団長4人の中で最も強い存在であり、今回の指揮を執る者である。
エルザ:「あら、これで全員なのかしら❓」
周りを見渡しながら確認を取る。
全員だということが分かると作戦を伝えた。
「《鏡花水月》は前衛で切り込む。《雪月風花》は後衛でチャンスを伺い前衛と一緒になって切り込む。《花鳥風月》は回復魔法や身体強化魔法など前衛と後衛を支援する。《花天月地》は魔法での遠距離攻撃。以上です。」
エルザにより的確な指示が伝わった。
エルザ:「これより《カルテット》の本拠地、地下にあるアグリスに向かいます。気を引き締めていきましょう❗️」
高々と拳を突き上げたエルザ。
それにつられ、おー❗️という掛け声ともにプレイヤー一同が高々と拳を突き上げた。
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