最上級悪魔
闇につつまれた夜の森。
そこに怪しい魔法陣を書く男がいた。
まぁ、俺だ。
すでに魔法陣は完成済み。
あとは、発動するのみだ。
ちゃっちゃとやってしまおう。
れっつ、発動!!
おぉ、MPがぐんぐん吸いとられる。
さすがは最上級悪魔だ。
魔法陣が放つ淡い光が夜の森を照らす。
一見、ロマンチックな光景だが、召喚されるのは悪魔だ。
一瞬強く、発光したあと魔法陣のあった場所に一体の悪魔が召喚された。
全身黒づくめでなんとも禍々しいフォルムだ。
さーて、こっからが本番だ。
気合いをいれていこう。
『我を呼んだのは貴様か?』
ドスのきいた低い声で悪魔がそう言う。
「あぁ、そうだ」
『さぁ、望みを言え。貴様の魂と引き換えに叶えてやろう』
残念、そのために呼んだんじゃない。
「望みはない」
『ほう、望みがないのに我を呼んだのか。最上級悪魔である我を。では、死んでもらおう』
「死ぬのはあんただよ」
そう、俺はこいつを殺すために呼んだのだ。
別に恨みがあるとかではない。
俺が強くなるために死んでもらう。
黒竜剣を抜き、悪魔の攻撃に備える。
『なかなかよい剣を持っているではないか。人間のわりには』
「いや、俺は人間じゃない」
元、人間だ。
『ほう、確かに人間ではないな。しかし、我には勝てぬ』
そう言って悪魔はその鋭い爪で俺の首に斬りかかってくる。
しかし、俺は黒竜剣で受け止めることも、避けることもしなかった。
今の俺からすれば最上級悪魔だろうと、遅い。
ゆっくり動いているように見えるくらいだ。
でも、俺は避けず首だけを霊体化した。
悪魔の爪が右から左へと通りすぎていく。
当然、俺にダメージはない。
『な、なに?! 貴様何をした』
俺はそれには答えず、黒竜剣で悪魔の首を切り落とした。
あっけないものだな。
災害級と言われている、最上級悪魔だってのにね。
直後、大量の経験値が入ってくるのを感じる。
さて、今回の目的を果たすとするか。
黒竜剣で悪魔の胸元をほじくり、魔石を取り出す。
深紅の美しい色をしている。
で、これを今から食べる。
いや、どちらかというと飲み込むといった方が正しいかな。
血がべっとりとついていてさすがにこのまま口に入れるのは嫌なので、水袋の水で血を洗い流す。
完全には取れなかったがまぁ、大分ましにはなっただろう。
では。
ゴクリッ。
体の中から焼かれるような感じがする。
まるで沸騰した水を飲んだかのようだ。
十分間程耐えていると、徐々におさまってきた。
よし、成功したとみていいだろう。
悪魔の力を取り込むことに。
さて、ステータスを見てみるとするか。
名前 黒木光一
種族 王級黒霊 最上級悪魔
レベル1592
HP21550/21550
MP41216/45856
筋力22923
防御力21113
敏捷26286
魔力46962
スキル
【鑑定】
【探知】レベル5
【火魔法】レベル9
【剣術】レベル5
【MP回復速度上昇】レベル6
【身体強化】レベル1
【魔力強化】レベル1
【霊力強化】レベル1
固有スキル
【未来視の魔眼】
【竜威圧】
【黒罪霊刀ギルティ・ブラック】
【黒霊王の威圧】
【霊体化】
【肉体化】
【霊体再生】
【霊体操作】
【霊圧結界常時展開】
【霊圧障壁】
【霊圧解放】
【霊圧隠蔽】
【霊力制御】
【憑依】
【凶化】
【MP自動回復】
【生命吸収】
【闇視】
【魂視】
【暗黒魔法】
【融合】
【上級悪魔召喚】
【中級悪魔召喚】
【下級悪魔召喚】
【最下級悪魔召喚】
【悪魔支配】
【魅了】
【精神汚染】
称号
ついでで召喚された者。
ゴブリンスレイヤー (筋力+30)
オーガスレイヤー (筋力+300 防御力+300)
オークスレイヤー (筋力+50)
スライムスレイヤー (筋力+10)
ドラゴンスレイヤー (HP+500 筋力+500敏捷+500 )
格上殺し (全ステータス+1000)
黒竜の天敵(MP+1000 魔力+1000 )
紅い閃光(敏捷+5000)
黒霊王 (魔力+10000MP+10000 )
最終進化者 (全ステータス+1000)
最上級悪魔 (全ステータス+3000)
欲しいと思っていたスキルも手に入った。
それは【融合】だ。
このスキルがあれば魔石を食べるだけでその種族を得ることができる。
もう、わざわざめんどくさい儀式なんてしなくていいのだ。
わくわくするね。
さーて次はどの種族をとりこもうかな。




