表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/23

夜の森





日は完全に落ち、灯りの無い街の外には闇が広がっている。


夜は魔物が活性化し、昼と比べると狂暴性を増すそうだ。


よって、夜に街の外に出るものはほとんどいない。


どうしようもない理由のあるものか、もしくは俺くらいのものだろう。


そう、俺は今王都の外にきていた。


もちろん一人でだ。


リンデは実家に帰っているらしいからな。


今ごろ、俺の妹とあっているのだろうか。


リンデはいつもものすごく偉そうな態度だから喧嘩しないか少し心配だ。


ま、あっちはあっちで上手くやってることを祈ろう。


さて、なんで俺がこんな時間にこんな場所にきているのか。


もちろんレベル上げのためとかではない。


それなら、日中できるからな。


俺がわざわざ夜に、森にきている理由、それは悪魔を召喚するためだ。


悪魔召喚。


それは禁じられた行為。


よって、人に見られる訳にはいかない。


なので、夜にしたというわけだ。


【闇視】スキルのおかげでメチャクチャ暗いけど、日中のようにハッキリとした視界があるので問題ない。


それに、夜になると魔物の狂暴性が増すといっても、今の俺にかなうやつなんてこの森にはいないからな。


さて、今回も参考にしたのは例の禁書庫の書物だ。


今回、召喚する悪魔は、普通の悪魔なんかじゃない。


悪魔には、階級というものがあるそうだ。


強さによってそれが決まるらしい。


まず、最下級悪魔。


これは一番弱い底辺の悪魔だ。


次に下級悪魔。


中級悪魔。


上級悪魔。


そして、悪魔の頂点である最上級悪魔だ。


強さの目安としては、上級悪魔が、一体いれば小さな町くらいなら簡単に滅ぼせるくらいといったところだ。


で、今回俺が召喚する悪魔は最上級悪魔だ。


霊体化の時のように、魔法陣を書いていく。


あの時よりも少し、複雑なので間違ってないか心配になってくる。


三十分ほどかけてやっと完成した。


改めて見てみるとなかなか俺は器用なのかもしれないな、と思ってしまうほどのできばえだ。


ま、多少のミスはあったとしても仕方ない。


俺は魔法陣なんて書くのはこれが数回目なんだから。


普通、魔法を書くのが数回目のやつが、悪魔召喚の魔法陣を書こうとか絶対しないだろうな。


でも、それをするのが俺なのさ。


大丈夫、もし少しミスってても大量のMPでごり押しすればなんとかなる……と思う。


思いたい。


さーて、じゃあ始めるとしようか。


最上級悪魔召喚を。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ