おおかみさんは、スパルタでタフ?
それじゃあ、いくぞー!
とつれてこられたのは、昨日もみた私たちの施設内。地下の鍛練場の一角です。
「まずは、ミリィ達がどのくらいの強さなのか、何ができるかを知りたいと思ってな。
魔法はできるんだろ?身を守れるかも見たいから、攻撃と防御を見せてくれ。今後なにかあった時に、行動の指針にもなる。
もちろん見せれる範囲で構わないぞ?」
万が一なんかあっても、医療室に転移するから治療は大丈夫だからと、広い鍛練場のなかに装備されてる防御結界を、多数展開させていきながら言われました。
それ、ぜんぶ起動させていますか?
「ちなみにオレは物理攻撃と攻撃系の風と火の属性ができる。風が得意だな。」
それと…手加減も学んだから、得意だぞ。と言いながら鍛練場の真ん中に歩いていき、こちらを向きました。
「さ!どっからでもいいぞー?」かかってこーい?と構えますが…
って、え?え?どういうことですか?!どうすれば良いんですか???
「お嬢様。わたしはただの精霊でメイドなので(笑)、今回は見てますね?
一応、お嬢様専用の防御アイテム『撃退くん』お渡ししときます。」
がんばって!と背中を押さないでくださいクロコーっ。
わたわたしていると、
来ないなら挨拶だけするぞー避けてみー?と言った後に、詠唱によって小さな炎が私に向かって飛んできました。
が、炎は『撃退くん』によって無効化・霧散されてしまいます。
「お?クロコの創った無効化の魔道具なのか?…なら遠慮せず威力みせてもらうか!」
いえいえ!少しは遠慮をおねがいしますー?!
大きく炎が尾を引いて複数飛んで来ます。
無効化できるとわかっていても、こわいですからーっ。
『撃退くん』で炎が消失したあととほぼ同時に、つい怖くて、火・水・風・土それぞれの力を攻撃が来たほう…エンカさんにむけて私は放ってしまいました。
ドカカカカッ!!
「あぃたたっ?!んで熱っ!冷たっ!」
攻撃に馴れないので、思ったよりも威力が大きく出てしまったようです!
「大丈夫ですか?!」
心配でききましたが、エンカさんは頭をふるふると軽くふっただけで、ニカッと笑いました。
「へーきへーき!コレ本気じゃないんだろ?……むしろこの際、全力見てみたいなー。」おれもそこそこ本気だして防御するからさ?と言いつつ、何かの陣を展開させます。
その瞬間、エンカさんの全身が光ったかと思うと
ひとがたから大きな銀色の狼になったその姿があらわれました。
『いよぉーし!これでどんとこいだぞーっ?』
全力でかかってこーい?
こないならオレからまたいくぞー?と全身でワクワクされてますが…
いえ…、ですから…、
……………………………おてやわらかに、おねがいします。
おかしいですね?
恋愛どこにいった?




