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閑話という名のプロローグ。

短編のほうは、せっかく評価がついてましたが

重複するので削除してしまいました。



これはまだ、この「物語」が始まる前のことになる。



ある世界にいた、いくつかの神様の一人は、「運命の神」と他の神に呼ばれていた。


「運命の神」には、異世界へと(わた)るちからがあり、様々な世界を覗き見るのを好んでいた。


「運命」というのは、「吸引力」だと、その神は言う。

「吸引力」は「物語」が多くもっているのだ、とも。


生き物の生きる様・その力や能力・他にあたえる影響力すべてが、「運命の神」自信のチカラともなる。



その神は当時、ある世界が多くの「吸引力」にあふれているのを見つけた。


沢山の「物語」


そこに住む人々自身の「物語」なら、神の世界にもある。

驚くのは人々が「作り出す」物語と吸引力の多さだ。


「本」「舞台」「テレビ」などにはじまり、最近溢れているらしい数多(あまた)の「電子内の物語」



そのちからに、異世界の「運命の神」は、とらわれたのだ。





※※※※※※※※※※※※※※




…あるところに、少女がいた。


…少女には、優しい一人の(あね)がいた。


少女がまだ幼いといえる時期に、二人の両親が亡くなってからは、

姉は、少女にとって母の役にもなった。



それでもお互いがいるので、

少女は大好きな姉がいて、しあわせだった。


…いつか、自分の今しているバイトだけでなく、正規に就職したら、

少女の世話ばかりで自分の事など二の次にしてる姉を、お返しに養って、お相手を見付けて幸せにしてあげるんだと思っていた。

時に姉にたしなめられつつ、そうかんがえていた。


少女も、少女の姉も、それからも幸せにくらしていたのだ。


あの『事故』があるまでは…。





少女は幼いころから漫画やアニメなど仮想の物語がだいすきで、よく乙女ゲームなどのゲームもしていた。


その日も、ゲームをしつつ内容を嬉しそうに語る妹と、それに苦笑しつつハイハイときく姉。

休日を自宅アパートですごす二人の部屋に。トラックがつっこんだのだ。







きがついたら、二人は白い空間で、土下座する「運命の神」といた。


「運命の神」は、じぶんが数多の物語に魅せられ、そのうちのひとつ。少女が話していたゲームの楽しそうな様子を聴くうちに、つい同じところに長居し過ぎたのだと語った。

「運命の神」自信も運命を引き付ける本質がある。

普段は押さえているそれが二人に作用してしまい、ふたりの命運を、変えてしまったのだと謝った。


そしてお詫びに、よかったら自分(かみ)の力が自由に使える『異世界』へ転生しないか?と持ちかけた。


姉は起きたものは仕方がないと言ったが、少女はゆるさない。


こっそりと神に

姉を幸せにできる人生を寄越せと云う。あと元凶は信用ならないので、姉を守れるよう自分にチートをよこせ、とも。




それから姉妹は、運命の神の世界に転生することにした。



姉は前世の記憶を残さず普通に生まれ変わってよいので、ただ妹とまた会えるようにと。

先に転生をして。



妹である少女は、チートと力を身に付けるため、

運命の神との修行と調整に、それから10年もかかり。






大好きな姉の元へと、爆誕(ばくたん)をはたすのであった。













クロコと運命神の「金だらい合戦」については、またこんど。

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