アクと戦う?クロコさん。
さて………。
教室を開けてくれる先生をミリアムたちが待ち始めてから半時ほどが過ぎた。もう13時を過ぎたくらいになる。
「先生と残り二人も遅いなー?俺ひとっ走りして捜してきてみるか?」
いまは四人でお昼ご飯からお茶を嗜むターンにと入っていますが、まだ教室に私たちは入れてません。困りましたね…エンカさんのお言葉に甘えるべきでしょうか?
ちなみに別枠クラスは、あとふたりの男子と担任のホウエイ先生でひとクラスなんだそうです。
このままでは転入初日なのに皆で青空教室です。
と、さすがに生徒としてそれはどうなんだろうと考え込むミリアム。
それをみてルイゼはヒラヒラと手をふりながら
「いや別に単位とか無いけどね?この学園。個人の成果で評価してるからね。ちゃんと身になるようにやるべきことさえやって、指定期間に『自分はこうして学んでいます』って学園側に提出すれば割と自由にすごせるよ?僕も今は成果の提出済みで暇があるわけだからさ。のんびり待ちなよ?」
せっかく今日はいい天気なんだしとエンカとミリアムに言う。
妖精族の考えをもつルイゼは基本マイペースだ。
そこを真面目にとらえるのがミリアムで…。
「いえいえ、私は学園に今日来たばかりで、何をここで成すべきかもまだ考えていないですから、焦ります。ルイゼさん達と同じに過ごしては今はいけないと思うんです?
せめて時間があるのなら、せっかく資料棟が目の前にありますし、なにか今後の身の振り方の参考になるか拝見していたほうが良いですよね?」
そう言ったら、三人にエぇー?って顔をされました。
あれ?ちがいますか?と天然さんはおもう。
「お嬢様はまじめすぎですよー。悩まないでくださーい。
せっかく大国が保護を兼ねてきょうから過ごさせてくれるって言ってるんです。あちらが技術と知識欲しさマルワカリな感じだし、おたがいにウィンウィンなくらいがいーんですから、焦らずに気楽に楽しめば良いじゃないですかー???」
私はお嬢様の素敵な未来のためなら、今までどうり色々と創り出しちゃいますからねー、学園にもいくらでも成果をささげられますよっ★
と今まで散々この世界に異世界現代風チートアイテムをひろめてしまったメイドは自慢気ポーズをとるのだ。
そうかしら……って、申し訳ないのだけどクロコ。それもある意味悩みの元になるのだけど。
ふぅ、とミリアムはため息をついてしまう。
ふふふーん♪とミリアムとの想いの差に気が付かず「まかせろー!」と踊るクロコに、そのときユラリと誰かの影がさした。
それはミリアムと同い年くらいの少年?で…
「ふ……そうか、貴様がそうやって考え無しに見た目同様中身も些末な小さな頭で何も考えず無節操にあれらの物を創り出しここ数年世の中と俺と先生の平穏を乱していた元凶と言うわけだな………。」
なんだかやたらと毒舌で、黒い?オーラを背負い現れたのは、魔導師のような長めのローブをを身にまとい藍色の髪と瞳に怒りをみなぎらせた銀縁メガネをかけた……はて、だれでしょう?
「お前があのはた迷惑な面倒くさい道具の数々を創ったメイドとやらなのかっちびメガネ!!」
くわっ!
「はあぁああ!!?いきなり初対面でなんだってんですよ?このエセインテリく◯メガネ!!」
ぎゃーすっ!!
いきなりクロコとメガネ喧嘩はじめましたが?とミリアムが級友ふたりに彼は誰でどうしたのか答えをもとめると。
「ああ、あいつはアクロスな。
頭は良いが、しいて言うなら、"魔術と魔道具バカな性格"をまーたこじらせてるパターンだろ?」
「ここに来たってことからも解るかもだけど、僕等と同じ別枠クラスの生徒だよ?そう言えば、ずいぶんと遅くきたね彼…几帳面なのに珍しい。」
と、盛り上がってるとアレなのはいつものことだからと言いたげにエンカさんとルイゼさんは教えてくれました。
いつも毒舌ですか?
「まあーー…彼も最近の激務に疲れが溜まっているのだとは私もおもうんですけどねぇ?いつもより大分いい方が…悪くはありますねー?いやはや…………」
ふう。とため息をきいて首をむければ、いつのまにかミリアムの横で自前らしきお茶を飲む大人らしき男性が………
あらら?なぜか最近お見かけしたような気のする方ですが?
「ケンカはさすがに困りますかねー?」
ねえ?と尋ねてこられました。
『あ、ホウエイ先生やっときたの(か)?』
お待ちしていたホウエイ先生そのひとだそうです。
(クロコ)悪ぅ~はアクロスのアク~~♪♪
(アクロス)……いい度胸だ((怒))
なんでアクロスがいきなり喧嘩吹っ掛けたのかは、次回にて。
「おまちくださいねー?」ふふふ。
ホウエイ先生の、紹介もですね。




