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本当の悪女は?

私がここにきてもう一つ確認しないといけないことがある。それは弟の名前がライアンであるということだ。私はすぐに行動に起こすことにした。


 まずは弟を探すことが先決だ、私はそう思い廊下を歩いているメイドに話しかけた。

 「私の弟はどこにいるか知っていますか?」


 「はい、先ほどはお庭で見かけました。クロノス様と遊んでいらっしゃったので今もお庭で遊んでいると思いますよ。」


 クロノス?ああ、アルファの侯爵家の息子だったな。でもこれで私の謎は確信になったが一応弟とアルファの顔を見てみよう。確か漫画ではイケメンなはずだ。ここに来た私の顔も漫画どうりきれいに仕上がっている、ということは弟やほかの登場人物もそれなりの顔のはずだ。


 私は期待を膨らませ庭に向かった。

 庭に出るとメイドの言っていたとうり弟とクロノスが遊んでいた。やはりイケメンだった。

 髪の色は弟は私と同じ金髪だ。クロノスは綺麗な銀髪だ。私の年齢は前と変わらず17歳のようで弟は一つ年下なので16歳だ。クロノスは弟と同じで16歳である。

私の年下と言っても身長は私よりはるかに高い、近くまで来られるとなんだか見下されている感じで嫌だ。もちろんクロノスもだ。


 よし、とりあえず弟の名前を確かめるためにどこか適当な方向に名前を読んでみよう。


 「ライアン!」

 

 「なに!」


 案の定弟はこっちを振り向いた。これで確定した。でもなぜだか私が名前を読んだ瞬間機嫌が悪くなったような気がする。


 「えっ、いいえ何でもないわ。」


 「ちっ、用がないなら呼ぶなよめんどくせぇ。」


 そうだった、アルティアはライアンとは仲が悪かったんだった。というよりアルティアと仲がいいのは両親とメイドしかいなかった。


 この世界の私も話が合うが一人もいなく、常に一人ぼっちである。それに引き換えライアンは活発でいつも周りには誰かいるような人気者だ。この世界で私は悪女ということをすっかり忘れていた。最終的には私はこの国の王子に悪事がばれて国外に通報されるんだった。


 「あのぅ、アルティアさん早くどこかにいっていただけないでしょうか?俺たちの修行の 邪魔 になるので。」


 綺麗な顔でなんてひどいことを言うのでしょうか。あの優しいクロノスにまで邪魔者にされるなんてよっぽど嫌われているのね。それより、前読んでいた漫画で思い出した点がある。


 それはこの世界では、魔法が使えるんだった。私のせめてもの救いになってくれると思っていたがそうでもなかった。この世界には攻撃魔法と防御魔法の二つがある。たいていの魔法使いはどちらも使える、もちろんライアンを含めこれから出てくるイケメンたちはみんな攻撃魔法がとても優秀だった。主人公はというと、防御魔法は使えず、攻撃の魔法が優れていた。みんなそこにひかれたのだろう。


 私は主人公とは逆の防御魔法。まさに性格にあっている自分だけ守れればそれでいい。そんなことを思われるのがとても恥ずかしいが、馬鹿にしないでほしい。私の防御魔法は最強なのだ、この主人公に恋する馬鹿男たちの攻撃くらいは軽々と流せる。でも主人公の攻撃だけは無理だ。でも心配することはない、私は何の危険を冒すでもなくただ犯人にされてみんなから迫害を受けるだけなのだ。


 みんなに隠し事をしていたが先に言っておこう。

 この漫画の話では、私が悪女ではなく主人公が悪女なのだ。でもなぜこの漫画が好きだったかというと、必死に耐えるアルティアが自分に似ていたからである。本当のクズは主人公なのである。


 だから私はこれから漫画のアルティアのように何事にも負けず頑張っていくわ。


アルティア役の真実読んでもらえたでしょうか、これからアルティアとして頑張る姿を応援してください。

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