課題授業
小4の頃、変わった課題授業があった。
テーマは、「他人の日常(他人の気持ちを知ろう)」
朝会。
体育館。
先生方が言うには、今日1日だけ他人として生活すると言う事らしい。
そして、くじ引きをした。
僕が引いたのは、6年1組学級委員長「山郷美咲」。
上級生の女の子だった。
因みに、僕の名前を引いた子は僕のクラスにはいなかった。
先生が謎のステッキから光を察した。
僕は、目を瞑って、数分後目が覚めた。
でも僕は、自分の身体に違和感を感じた。
髪が長くて、スカートを穿いていて、股間にあるはずのモノがなくて、胸が少し膨らんでいる事。
そして、名札には、「山郷美咲」と書いてある。
そう、僕は「山郷美咲」になってしまったのだ。
僕は、今日1日「山郷美咲」として生活する事になる。
それで、僕は、本来の身体に誰が入っているのか聞いた。
僕になったのは、小1の女の子「神谷美玲」ちゃんだと言う。
知らない子だった。
それから、僕は、6年の授業を受けて、委員長の仕事して、日直の仕事して、美咲さんとして過ごした。
そして、放課後。
僕たちは、本来の身体に戻った。
僕は、美咲さんとして生活して、この1日大変だった。