雑文反省文「朝起きたらSNS上に某個人企画で投稿100作目を踏んだ人には主催者から『その作者を主人公にした異世界大ラブロマンス』作品が贈られるらしいという噂が広がっていた」
危ない・・。皆さんの投稿意欲が活発過ぎて『旬』を逃すところだったよ・・。
朝、朝、明るい朝。今日も元気だ、お茶が美味いっ!
と言う事で、私はネットで買った一杯98円もする『健康煮奈留鴨茶』を飲みながら日課のSNS巡りを始めた。
するとなにやらちょっとした事件が起こっているらしい。いや、事件ではなく話題か。
その話題とは『某個人企画で投稿100作目を踏んだ人には主催者から『その作者を主人公にした異世界大ラブロマンス』作品が贈られる』というものだった。
まっ、あくまでネット上の噂なので情報の出処もあやふやなものだったが、ちょっとだけ興味を惹かれたので私はその某個人企画というページを訪ねてみた。すると確かに100作品まで後十数作という状況だった。
因みにこの某個人企画とは小説の投稿企画だ。なのでSNSの短文投稿などとは違い作品を投稿する敷居は高いらしい。
いや、その気になれば最低200文字でも投稿出来るらしいのだが、そこは腐っても小説投稿サイトにいる人々だ。単なる文字稼ぎの駄文などでは参加しないのだろう。
でも中には『SF』などという流行遅れのジャンルに固執しているアホもいたりするので全員が全員マナーを守る『清き正しい人々』という訳ではなさそうだ。
もっともこの手のやつはどんな集団にもいるのでいちいち構ってはいられない。つまりスルーするのが最善策だ。
だが、今回話題になった『某個人企画で投稿100作目を踏んだ人には主催者から『その作者を主人公にした異世界大ラブロマンス』作品が贈られる』という噂は、このSF馬鹿にとっては起死回生のチャンスではないだろうか?
なんせ、主催者としても宣言した以上、相手がどんなにしょうもないやつだったとしても作品を贈らなければマニフェスト違反になってしまう。
なのでこのSF馬鹿はきっと数作の作品を用意して企画の投稿作品が97作品目くらいになるのを今か今かと待ちわびているはずである。
で、ネット警察を自認している私としてはこのようなアホが表に出てくることを許す訳にはいかない。
なので対策として投稿作品数が90を越えたあたりで一気に10作品くらいを投稿しSF馬鹿の野望を打ち砕いてやろうと思ったのだ。
とは言え、その為には投稿作品が必要である。しかもテーマにシバリがあるから新規に書かねばならない。
しかし現代はAIというモノがある。なので私はAIに『朝起きたら・・』というテーマで5千文字以下の小説を10本書かせた。勿論AIに学習させたのはこの企画に既に投稿されている作品群だ。
かくして、私の『善行』により某個人企画の平和は保たれた。因みにSF馬鹿も対応しようともがき慌てて投稿してきたが、1分違いで私の方が100作目を踏んだ。
ふふふっ、正義は勝つのだっ!
かくして私には某個人企画の秩序を守った『正統な』見返りとして主催者から作品が贈られて来た。
その作品のタイトルは次のようなものだった。
タイトル:目糞鼻糞
はい、すみません。反省します・・。
-お後がよろしいようで。-
自虐過ぎて泣けてくる・・。




