表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ・執筆】割れた硝子の絶叫

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今回は瑠衣が書いた話。

ハンマーを振り下ろす様に荒々しく。けれども硝子の様に繊細に。

そんな話が書けたら良いな。


※瑠衣の作風がそんな感じ。

命の消費期限を知った時、私は彼に会うことを決めた。何でもない秋晴れを描いた顔で、何でもない張りのある声で。そうして全身全霊を掛けて歌うと決めた。

――ねぇ、次何時空いてる? カラオケ行こうよ。


彼は何時もの無表情で、けれども私を見ると少しだけ顔を柔らかくして声を掛けた。

「病気は大丈夫なのか?」

「大丈夫。大丈夫。だからカラオケ行こうって誘ったんだよ」

本当は幾ばくも無い。けれどもだからこそ、最後の最後は好きに生きると決めた。彼の前で絶叫すると決めた。

あと少し、あと少しだけで良い。この声を響かせたら、あとはどうなっても構わないから。だから少しだけ鎌を振るのを待って欲しい。

そう思いながら、暗い箱の中に二人で入って、曲を入れた。私が今まで生きてきた中で最も好きな曲。最も喉を消耗する曲。其れで餞に相応しい曲。観客は彼一人。けれども其れで良い。其れが良い。

私は彼から渡されたマイクを手に取ると、呼吸音が聞こえる程に強く息を吸い上げた。

――shout!!

その言葉通りの絶叫。硝子を割るような慟哭。其れでも旋律は美しく。涙でも零すようなピアノの伴奏が音を紡ぐ。曇り空を思わせる様なPVと私の低音が合わさって、何とも切ない、生死を掛けたラブソングが出来上がる。

あぁ……この瞬間が幸せだ。この曲の様にまやかしであっても、偽りであっても、今全力で歌い上げる今は、全てを掛けた真実である。

最後の高音を黒い箱中に響き渡らせると、力が抜けた様に椅子に座り込んでしまう。

「げほ……ごほっ……ごめんね。全力出し過ぎちゃった。次はもう、歌えないかも」

「大丈夫だとしても、余り体に負担を掛けるな」

ごめんね。其れ嘘なの。真っ赤な嘘なの。体はもう、限界なの。でもね心は大丈夫なの。何も怖く無いの。貴方が最後に聴いてくれたから。私の叫びを受け止めてくれたから。もう其れで良いの。

彼の心配を横目に私は瞼を閉ざす。死神が鎌を振るう音がした。


「やっぱり瑠衣たんは、あの曲好きだよねー。其れに死生観を合わせた話を書くよねー。バレバレだよー」

「俺自身、あんまり長生きする気がしないからな」

ガチ勢どもの作風ってなんなのか。

いや、意外と何でも書くぞ、この子達。

ということで、

前に諭羅と鏡花で恋愛書いたし、今回は瑠衣たんの小説にするか!!

となりました。


諭羅は 瑠璃色の月光。

鏡花は 少女が髪を切る時は。 です。


多分、瑠衣は死生観を入れた話が多くなるんじゃないかなと。

身体が弱いし、短命であると予感してるので。


だから今にも死にかけながら、何かを残したがってる女の子の話になりました。

※瑠衣らしいね。死にかけだから何かを残したいって。


鏡花は死ぬ覚悟決めてる分、湿度高くも覚悟決めた話。

諭羅は二人に届かない分、脆く、寄り添う話。

な気がします。


でも話し合って、互いに溶け合って、不足分をしっかり見ているので、誤差な気がします。


少女が髪を切る時は。だと流れは大体一緒。でも髪切るタイミングが違いそう。


瑠衣・失恋した途端に切る。

鏡花・彼と付き合う時に切る。

諭羅・切らずに、彼との思い出で上書き。

そんな感じ。



※作者の技量の問題を必死に言い訳しています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ