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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

綺麗さの暴力

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


面の良さでぶん殴る男装女子の“ガールズラブ”。

ろくでもないけれども嫌いになれないのは何故なのか。

男装して、彼女の家に押し掛けた時の反応。まぁ、驚いていた。それもその筈。今まで女人の姿しか見せていないのだから。まぁ、これからは此方の姿で頻繁に会うようにして、好きになって貰えば良い。 『女の体じゃちょっと……』って思うなら、体からド壺に落とせば良い。言っとくけど、体は女人故にイイトコロは男人よりも分かっているからね。

倫理観? 惚れた輩にそんな物は不必要だろうよ。まぁ、泣かれたら少しは考えるけど。

そうして彼女の真横に座って、そろっと手を這わす。今まで顔に触れた事は数える程しかない。全て空気的に許される時ばかりだった。故に今回も、ちゃんと空気感を保って触れる。

「さて、どうだいこの顏は。完全に男のそれだと思うのだけど!!」

「そうですね……」

拒絶する様にそっぽを向こうとするのを顎を固定して拒絶する。そのまま急所である首元にゆるゆると手を這わせて、髪に巻き付けると、そのまま此方へ向かせる。顔は真っ赤だった。

「そう言えば君からの感想を聞いてなかったな。この顔でキスされるのは嫌かい?」

そう言いながらタイムリミットを設ける。早く言わねば唇を覆ってしまう様に。キスしてしまうように。

「あっ……待って……お願い待って……待ってってば」

顔に火が着いた様に赤くなる。照れている事は明白だった。だからそのまま強引に推し進める。

多分、これは了承の意。そうしてもうすぐで唇が合わさるという時のこと。火が着いた様に泣き出した。溢れ出る涙は目を隠し、その瞳孔が溶けるまで雫を沸かせる。

そんな事をされてしまったら、そんな真似をされてしまったら、もう、手なんか出せないじゃないか……。

「うっ……うぅ…………ぐっ……」

「泣き止んでおくれよ」

涙を拭おうと手を伸ばすと、手首を掴まれた。どうやら触れる事さえ許してくれないらしい。余りにも非力な、ともすれば振り払えてしまう程の握力。けれども留めるには十分過ぎる。

彼女は俯いたまま、掌を膝小僧の上に乗せて嗚咽を漏らしている。自ら涙を拭おうともしない。

……やっぱり抵抗があったのか。女人の姿ならば、どれほど近付こうとも許してくれたのに。あれは友情故のお許しだったのか。

そうして少しばかり反省の意を示して正座をして、確信に迫る一言を。

「そんなに僕とのキスは嫌だった?」

女だから。とは言えなかった。これで肯定されたら、多分、無理だ。立ち直れない。

「きっ……綺麗だから……その……辛くて……。目の前にあると……どうして良いか分からなくて……。綺麗な人は画面越しに見てきたけど、こう、寄せられると……」

ぷちっと何か大事なものが切れる音がした。俯いたままに両手で顔を包み込むと、無理矢理上を向かせる。今なら大丈夫だろう。涙で視界がボヤけているだろうし、何一つ問題は無いだろう。

そう思って、唇を押し付けた。舌先をぐりっと口腔に捩じ込んで、そのまま軽く吸い付く。女の子特有の薄い舌を、ぽってりとした唇を静かに味わい尽くす。

抵抗する様に胸元に手が伸びて、引っ掻き回される。それも煽っている様にしか見えなかった。

「ふぁっ」

可愛い、可愛い、可愛い。君のそう言うところに惚れ込んだんだ。初心で、無垢で、流され易くて。だからこそ、自分以外に染められるのが我慢出来ない。ずっと僕だけのものにしたい。


「じゃあ、僕が女人だから嫌いじゃないんだねー。それならいいや」

「だから!! 思い通りに進める方はちょっと……」

「心が落ちないなら体から。これ、基本ね」

「最低だ。この人……」

まぁ、やったら押しが強くてグイグイ来るのは、単純に抵抗させない為、自分のペースに乗せる為です。

拒絶されたらこの話の様に、何も出来なくなってしまうので、押せる時に押します。

単純に不器用なんですよ。そんな人が好きなんですが。


※二次元限定で。


惚れたところは、チョロっと出てますが、初心で無垢なところ。守りたくも、穢したくもなる子です。

他の人に取られるのが我慢出来ない独占欲でもあります。


私の書く百合はどーしてこうも、ろくでなしが多いのか( ˙-˙ )

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