日記
会社に出勤している日のお昼過ぎ
いつもの机とパソコンがそれぞれ5台置かれた小さな事務所
周りの人達が話している途中でいつもぼーとしてしまう
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時計を見ていた
長い針と短い針があるどこにでもある時計
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自分にはこれといってなにもないけど
日々の空想を書きたくなったので書いていくことにした。
昔見た小説に突然何もない部屋に飛ばされて
部屋は小さくなっていく、携帯は使えるという状況があった
主人公は愛する人たちに別れの電話をかけていた
私は時々、その内容を思い出す
自分がその状況になったときに伝えたいひとはいるのだろうか
家族にはなんて伝えればいいんだろう
恋人は遠距離でお互いにさっぱりとした連絡の取り合いだ
正直、もっと連絡とりたいとかかまってほしいなとは思うけど
そこまでして会話はあるのかなとか
めんどうなのかなとか考えたりする
彼は私がいなくなるとしたら、何と言ってくれるのだろうか
泣いてくれるのだろうか
突然すぎて言葉もでないのか
案外あっさりと別れられるのか
正直、想像つかない
ただ、最後に痛い思いはしたくないなあ
身も心も
もしかしたら、誰にも連絡しないかもしれない
そっと静かに記憶から消えてしまう
果のない空想、こんなことを考える自分は愛に飢えているのだろうか。