顔は良い。顔は。
「森とか何考えてんだ。糞運営過ぎだろ。」
辺り一面森だらけ、秋人はそこで寝かされていた。
幸いにも近くに川があった。
そこで水を飲もうとのろのろと足取り重く動き出す。
飲もうとして、ふと動きが止まる。
「………顔変わってる。」
秋人は黒髪の欧州系のイケメンに変わっていた。
身長は160センチぐらいで年齢は15歳くらいの青年になっていた。
以前もそこそこイケメンだったが、別系統のイケメンに変わっていた。
「前の顔も意外と気に入ってたんだけどなぁ。てか糞運営もしかして要望と逆の設定にしやがったか?」
とりあえず水を飲みながら考える。
「でもまぁ要望が全て却下された感じではないな。」
大富豪で楽な人生スタートはきれなかったが、赤ちゃんからのスタートではないらしい。
それなら………
「何かしら別世界の案内人、ナビしてくれる存在か能力が最初から備わってると思うんだけどな。」
…………しばらく待ったが何も起こらない。
「えー、何これどうすりゃ良いんだよ。なんか呪文唱えたりして発動させたり召喚しなきゃいけない系?面倒くせー。」
「まぁいいやとりあえず。出よ(いでよ)ナビ!」
シーン…………
「うん。。。わかってた。わかったてたけど、虚しくなるな。。。じゃあ次はベタベタだけど、鑑定!」
秋人は自分の手を見て唱えた。
名前: 竜堂 秋人
種族: 人間
年齢: 15歳
クラス: 無
Lv1
HP:20
MP:8
スタミナ:30
筋力:13
敏捷:18
魔力:10
知力:12
運 : 2
スキル
鑑定 Lv1
固有スキル
世界案内Lv1
「あー出たのは良いけど、完全に俺つえーーはできない仕様ですね。ありがとうございました。」
Lv1でこのステータスが強いのかどうか、基準がわからないのでなんともいえない。
「固有スキルの世界案内って何だ?」
とりあえず試すか
「アーカイブ」
「アーカイブ起動。案内人に質問してください。」
…………は?ちょっと待て、案内人いんのに特に進行してくれねーのかよ。
「はぁ。とりあえず近くで寝れる場所教えてくれ。」
「すみません。よくわかりません。」
Si○iかよ!!