出来ないものは出来ないんだからしょうがない
(゜∀゜)短めですカメ、手抜きじゃ無いカメよ
衣食住は生活の基本である、その中でおそらく1番重要なのは衣類を身につける事だろう。
というか全裸の今の状態は文化的とは言えないからせめて腰巻くらいは身につけたい。
「ギギィ…ギィ?(確かゲームだとこんな感じのアイテムで服を作ったりしていたような気が…どう作るんだ?)」
適当に集めた長い草やら葉っぱやらを使って色々試行錯誤をする。
…大体30分で諦める、全裸でも死ぬわけじゃないしそんなものより食べ物や飲み水、それと住む場所の確保の方が重要なのである。
けして服が作れなかったから言い訳してるわけじゃないんだからね!勘違いしないでね!
食料の確保に関しては味を度外視すれば何でも食べれるから問題ないとして飲み水と住む場所の確保を頑張らねば…。
「ギギィィ…(さて水を探さなきゃだな…)」
耳をすませて水の音を探す…僅かに水が流れるような音がする。
手頃な棒を持って音のする方に向かう、ないよりマシ程度の物だろうがこんなよくわからない世界なら自衛の手段の一つぐらいはあっても困らないだろう。
「ギギィ(だんだん音が大きくなってきたな)」
しばらく歩くと小さな川を見つける、目を凝らしてみると小魚の姿をも見えるから飲むのは問題ないと思う。
「…ギギィ(…これは平気だよな)」
さっきのキノコの件もあるし生前の常識が通用しないこともあるのかもしれない。
注意しながら飲む…うん、冷たくて美味い。
普通に飲めるみたいだから拠点はこの近くに作るのがいいだろう。
何を隠そうこれでも小さい頃は秘密基地を作った事がある、材料さえあれば簡単なシェルターを作るくらい楽勝である。
…多分30分後、諦めました。
どんなに考えても紐すらないのに拠点を作るなんて無理に決まってるだろバカなの?アホなの?そうだよバカでアホだよこの野郎!
これなら洞窟でも探した方が絶対に楽だろ。
…別にサバイバルの知識が無いからとかそんな訳じゃ無いからね!
それに普通の人はそんな知識なんて無くて当たり前だしこんな状況になれば誰だってこうなるんだからね!
「ギギギ…(まさかここまで何にも出来ないなんて…)」
毒性食物耐性があるから食べる事にはそんなに困らないがぶっちゃけその恩恵が無ければ食中毒とかでとっくに死んでいただろう(ぶっちゃけ一度死にかけてたし)
衣食住すべて確保出来ないとは…現代っ子のサバイバル能力の低さを甘く見ていた。
とりあえず川に沿って上流に行こう、そうすればなんかあるかもしれないし。
結論から言うとありました洞窟、川を登る途中で見つけた岩が重なって出来たような小さな洞窟だが割としっかりとしているしそれなりに広い。
とりあえずここを拠点にして生活しよう。
ε-(´∀`; )拠点が見つかって良かった