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ファンタジー世界に宇宙要塞でやって来ました  作者: 横蛍・戦国要塞、10巻まで発売中です!
馬車の旅(仮)

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ゴキブリ……じゃなくて盗賊退治

今回は三人称になります

「あそこか」


 伯爵とジュリア達は森の中にある小さな崖の下にある洞穴が見える位置に来ていた。


 入り口には小汚ない見張り番らしき男が二人居るので間違いないだろうと判断する。


「生かして捕らえたらいいのかい?」


「殺して構わん。だが捕まってる人間が居るなら助けたいのう。」


「中に居るのは十五人。何人が盗賊か分からないけどね」


 メンバーは伯爵と部下二人にジュリアとケティだが中心はあくまでも伯爵でありジュリアは盗賊達と戦う前に伯爵と盗賊達の扱いなどについて話を決めていく。


 洞穴の中に居る生命体の数はジュリアが感知出来るのだが問題は捕まってる人と盗賊の区別までは出来ないことだった。


「さて誘き出そうか。攻め入ろうか」


 全員が盗賊ならばいっそ崖を爆破でもして穴を塞いでもいいが伯爵としては人質が居るなら助けたいらしい。


「旦那様。誘き出すべきです。中にはどんな罠があるか分かりませんので」


 伯爵の部下はなるべくは主の安全を優先したいらしくどうなってるか分からぬ洞穴の中には主を入れたくないらしいが当の本人は人質のことを考えて突入したいのだろう。


「私に任せて。これで全員眠らせる」


「眠り薬か。良かろう。それで行こう」


 突入か誘き出すか二者択一で決断しようする伯爵であるが、そこでケティがソフトボールサイズの玉を伯爵に見せた。


 それはこの惑星の戦争や魔物との戦いによく使われる眠り玉というアイテムで、火をつければ煙りが出てきてそれを吸うとたいていの人や弱い魔物ならば寝てしまうという魔法薬の一種だ。


 レシピは海賊のお宝にあった書物にあり素材はヴェネーゼでは結構様々な種類の薬草などが手に入ったので試しにと作ったものらしい。


 見張りの二人はまさか襲われると思ってないらしく緊張感がなく、伯爵自身とジュリアが背後から近付きあっさりと倒してしまうとケティは眠り玉に火をつけて洞穴に投げ込んだ。


「軍の物より効果がいいようじゃのう」


「私が作った」


 眠り玉から吹き出す煙りはこの辺りで一般的に売られている物より多く、伯爵は効果の高さに少し驚くがちょっと自慢げなケティの一言に笑みを見せた。


 医療型のケティは睡眠成分を抽出する際の濃縮により従来の物の倍近い効果を発揮するものを作ったが、慣れない魔法薬でもこの程度ならば朝飯前だった。


 一方の伯爵はただ単に若いケティの努力の賜物なのだろうと思ったようで素直に若い者の成長を喜んでるようである。


「捕まってる者はいなかったか」


 睡眠効果の煙りが消えるのを待ち中に入るがそこに居たのは汚い盗賊達ばかりであり、盗賊達はその場で伯爵の配下により眠ったまま首を落とされるとアンデッド化しないようにと死体を焼いて終わった。


「欲しいものがあれば持っていっても構わんが……」


「私達は要らないわね」


 洞穴の中には食料や酒などはあったが金目の物はほぼなく食料や酒も少し汚くパンにはカビが生えている。


 ジメジメとした洞穴の奥に食料や酒など置くもんだから当然だが。


 一応中身が大丈夫そうな酒は伯爵が持ち帰り兵士にでもあげるようでジュリアとケティは無いよりはマシな程度の盗賊達のお金を貰うことで盗賊退治は無事に終わる。


 頭目の首を近くの街に持っていけば懸賞金くらいはあるかもしれないが、伯爵自身が持っていくと騒ぎになるので不要らしくジュリア達も生首と旅などしたくないので要らないからと一緒に焼いてしまった。


 海賊退治と違い派手な戦闘も成果もないが盗賊退治は一人見つけたら三十人は居ると言われるほどであるし、中途半端な実力しかない故に盗賊になった場合が多いのでこんなものだった。




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