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ファンタジー世界に宇宙要塞でやって来ました  作者: 横蛍・戦国要塞、10巻まで発売中です!
帝国編

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202/214

帝都散策

 凄いなぁ。帝都は昔一度だけ行った渋谷を思い出す混雑だ。


 オレの住んでた場所だと、夏祭りでさえこれだけの人が居ないからね。


 行き交う人は帝都市民に旅人や貴族なんかも多い。


 大国の立太子式だから、遠くの国からも特使の貴族が来てるらしい。当然クリスの故郷のワイマール王国やオルボアからも。


 ワイマール王国とオルボアは、完全に敵対していて国交断絶状態だけど、ここでは来賓として顔を会わせるのだろう。異世界にも外交があるんだろうね。


「ねえ! あれも美味しそう!」


「確かに美味しそう」


 街行く人の表情はみんな明るい。立太子式を祝うという意味もあるんだけど、やっぱりお祭りは時代や世界が変わっても娯楽なんだって思う。


 クリスとケティは先程から、美味しそうな屋台を見付けては一緒に突撃してる。もちろん二人だけじゃなくロボとブランカも、好みの匂いがする屋台には付いて行き、一緒に食べてるけど。


 本当は立太子式で混雑しそうだから、ロボとブランカは島で留守番にしようかと思ったんだけどね。二匹とも知能が高いから出掛けるのを察知して、当たり前のように一緒に行くつもりだったんだ。


 今までずっと一緒に連れていってたからね。期待した表情で真っ先に輸送機に乗り込んで、早く行こうと言いたげな二匹に、まさか留守番だとは言えなかったよ。




「あれは演劇か?」


「ねえ! 見ていきましょう!」


「そうね。アタシも見たいかも」


 クリスとケティの買い食いが止まった頃、帝都内の広場で演劇をしてる場所に辿り着く。


 演劇はサーカスのような、大きなテントの中でやるようだ。観劇するには座席か立ち見の入場料が必要で、オレ達は少し割高な座席の入場料を払って中に入る。


「そう言えばどんな演劇なの?」


「勇者の活躍だそうですよ」


「へぇ。まさかジョニーさんだったりして」


 中は意外に広く、外から日の光も射し込んでいるので結構明るい。


 身分や老若男女問わず様々な人が居るけど、子供連れが多いかも。もしかしたら、そんな内容のお芝居なのかな?


 そう言えば演劇なんて初めて見るなぁ。田舎だと演劇とかって見る機会ないし。たまにやってもお年寄りが集まるようなイメージだからな。


 内容は昔の勇者が魔王と戦うお話だった。


 苦労を重ねながら旅をして、仲間を失いながらも魔王を倒して世界に平和をもたらしたお話。


 客席からは勇者を応援する子供の声や、死んだ仲間を悲しむようにすすり泣く声も聞こえる。


 物語としてはよく出来てるけど、これリアルな歴史に基づいた話なんだろうか?


 勇者は人々の希望であり憧れなんだろうね。


 ところでロボとブランカ。真剣に見てるけど内容理解してるのかな?


 この前、聖女さんに祝福を与えてもらってから、益々賢くなったような気がするのは気のせいだろうか。


 床じゃ見えないから、オレとエルの膝の上にお座りして大人しく見てる。


 よく見ると場面により表情が僅かに変わるから、理解してるかはともかく見てることは確かか。


 そのうち本でも読み出したりしたらどうしよう。




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