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着ぐるみ★ファイター  作者: 冬月罪歌
精霊学園ハ着包学園。
3/3

着包採寸

 翌日の早朝五時。ルーチェが教室に駆け入ると、早速リーナが私の元へとやって来た。

「おはようございます、ルーチェさん」

「おはよう。リーナは朝早いですね」

「今日採寸だよね?」

「もちろん、ルーチェの着ぐるみ、白猫だもんね」

「暴露しないの!」

「暴露でも何でもないじゃない。先生に昨日読まれていたしね」

「それはそうだけど」

 ルーチェは頭を掻いた。

『ブロンズクラスC、リーナ・アルフェウスさん。アンケート用紙を持ってこちらへどうぞ』

 リーナが採寸係に呼ばれた。急いでアンケート用紙を持って隣の保健室へ行った。

「行ってらっしゃい」

 そうリーナを送るルーチェ。その目はかなり輝いていた。『自分専用の着ぐるみ』という言葉が、頭の片隅を過ぎった。全く『自分専用の』というのは人聞きが良すぎる言葉だ。本当に、この学科に入学良かったのだろうか。正直疑問を抱く。

 すると、

『ブロンズクラスC、ルーチェ・アンゼルゼンさん。アンケート用紙を持ってこちらへどうぞ』

 と呼ばれた。しかしながらルーチェはそのままに静かに座っていた。

 エドワードはルーチェの肩をぽんぽんと叩いた。

「ルーチェさん?」

「あああ、はいっ」

 ルーチェは我に返った。

 ルーチェは保健室に向かい、そのまま二時間を超える採寸を受けたという。


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