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絵本、幸せの虹

追加の話です。

ある晴れた雨上がりの春に大きな大きな虹が架かったそうな。

その虹はとても珍しい12色の色をしていて

見た者、皆を幸せにしてしまう、とても不思議な虹...


だけれど、その虹が架かる前、色々な場所で

沢山の動物や人や、小人たちが

自分たちの住む場所を広げるために

戦争をおこしていた


それはもう、当たり前になっていて

みんな笑う事も忘れていた

そんな悲しい時間がしばらく経って

一匹の羽のあるウサギが立ち上がった。


「世界はまだ救えるんだ」と言い、

勇敢に一人で世界を変えようと

皆に笑顔をあげようと

ウサギは歩き続けました


馬鹿にするものや、石を投げつけられても

ウサギは諦めませんでした。

「世界は今、病気なんだ。心が愛をもとめてる。」

必死になりながら彼女は前へと進んで行きます



しかし、ウサギは命がそう長くありません。

どうしようと思っていたそんな中

ある伝説を聞いたのです

それは、世界の戦いの終わりを告げるもの。


幸せの七色の虹。それさえ見つければ

病気になった世界を直す事ができる

ウサギは引き続き、探すために

南へ、西へ、あっちこっち歩きました


そんなある日、大雨がおとずれました

ウサギはすごく疲れていたので

休む事にしたのです。

しばらくして彼女が目を開くと―――


晴れているその空に鮮やかに

七色の虹が架かっていたのです―――...

すぐ皆に知らせようとしたウサギでしたが

体が旨く動きません


しかたがないと、テレパシーを使い

みんなに自分の見ている事を見せました

もちろん、皆も驚きました。

それで、そのウサギを迎えに


そして、ありがとうと言うために

3匹の仔豚たちが歩き始めました

初めて出る新しい世界は

少し怖いながらも彼らは進んで行きます

やっと見つけた森のはずれで

そのウサギはいました。


ですが、時すでに遅く、彼女は

うずくまったまま、動けません。

「もうすぐ、私の命は尽きるでしょう」

その子を元の世界へ運んだ仔豚たち


もちろん、世界の皆は悲しくなり

泣き出してしまったのです。

「ごめんね」

ウサギにはもうどうすることも出来ません


すでに夜でした。だけど、皆は泣き止みません

その時、空の一部が輝きだしました

「心配しないで。私はいつも貴方達とずっといっしょ」

そう言うと、彼女の体は光になりました


その光が蛍のような光になり

空いっぱいに埋め尽くされました

そして、次の瞬間、空の、しかも夜に

七色よりももっと綺麗な12色の虹が


空に咲き乱れたのです。


そう、全て起こりうる最悪の事柄の中で

あの虹は咲いたのだった。そして全てが

光に包まれ、やがては世界が姿を変えた...

皆の心もだんだんと明るくなっていきました。


それ以来、彼らはその虹が人間世界で

ひっそりと現れるころにあつまります。

力も分けてもらいます。

そうして、病気の世界は徐々に回復していきました。


それ以来、誰も戦争をおこさなくなり

今でも命のウサギの光は

皆を包むように現れます。

「ずっといっしょ。」


それは、あなたの知らない

世界の中の世界のお話

偶然に見つけた人は

とても幸せ者かもしれません。


...そう、全ての偶然は必然となり得る中で

人は果たして、その小さな奇跡を見出せる時が

来るのか、来ないのか。

それは誰にもわからない。


全て、アナタしだい...


絵本、幸せの虹


終わり。


はい!終わりました~!

どうだったでしょうか?

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