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第31回:いろは丸で丸儲け

いろは丸の賠償金という巨額の金を手にした龍馬は、その夜恐ろしい悪夢にうなされていた。

真っ暗な海の真ん中、巨大な蒸気船に乗った異国人たちが龍馬を囲んでいる。

「……サカモト! この賠償金は詐欺デース! シャークの餌にするしかナァーイ!」

金髪の巨漢が叫ぶと、別の異国人が巨大なフォークとナイフをカチカチ鳴らしながら迫ってきた。

「ヘイ、サカモト! アナタをサシミにするか、テリヤキにするか、セルフで選ばせてあげマース!」

龍馬は腰を抜かし、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして叫んだ。

「ごめんつかあさい! 全部タマがやったがぜよ! わしゃあ、ただの昼寝好きな猫飼いなんじゃーっ! 食べるなら猫にしてつかあさいーっ!」

サメの口が迫った瞬間、龍馬は飛び起きた。

「……ひぃっ、照り焼きだけは勘弁ぜよ……っ!」

冷や汗まみれの龍馬の横でタマが冷たく光る瞳でこちらを見ていた。

「……少しは身の程を知ったかい?お 金を持った途端に威張ってたから、悪夢を見させてあげたんだよ。……あと、僕のせいにしようとしたよね?)

タマが龍馬の頬を鋭く引っ掻くと龍馬は「……命が一番大事ぜよ」と布団に潜り込み、ガタガタと震え続けるのであった。

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