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第13回:海軍操練所の奇跡

神戸に設立された海軍操練所。龍馬は勝と共に最新鋭の軍艦に乗り込み、幕府の重鎮を迎えての試験航海に臨んでいた。第13回:海軍操練所の奇跡しかし、あいにくの嵐である。

「……気持ち悪いぜよ……。わしの三半規管が、土佐の荒波に負けちゅう……」

龍馬は猛烈な船酔いで、千鳥足になりながら船内を彷徨っていた。そこへ機関部の不調という報告が入る。「先生、レバーが固着して動きません! このままでは座礁します!」

「……龍馬、あっちだよ。あの歯車に勝のおじさんがさっき、お土産でくれたイナリ寿司を放り込んでみな」

懐からタマが冷徹に指示を出す。龍馬はタマに小突かれるように機関室へ入り、懐のイナリ寿司を機械の隙間へ投げ込んだ。

するとイナリ寿司の油が絶妙な潤滑剤となり、固着していた歯車が「ガコッ!」と劇的に回り始めたのだ。

「……動いた! 坂本様が秘伝の油で機関を蘇生させたぞ!」

歓喜に沸く船内、幕府の重鎮たちは龍馬を称賛し、予算増額を即決した。

「……イナリ寿司一つで直っちゃうなんて。この船本当に大丈夫なのかな……」

タマは呆れたように、龍馬の肩で大きな欠伸をするのであった。

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