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第10回:江戸到着

長旅を終え、江戸に辿り着いた龍馬は極限の空腹のまま、寝床を求めて赤坂の古い蔵に忍び込んだ。すると暗闇の中、身を隠していた一人の志士と鉢合わせになった。

「……勝海舟の刺客か!」

抜刀した男に龍馬は「わしもココで寝かせてつかあさい!」と平伏した。男は龍馬を同志と勘違いし、勝海舟への恨みを語り始めた。

「勝は怪物だ。幕府の役人の面をして、裏ではこの国を根こそぎ変えようとしている。アイツがいる限り、我らの夜明けは来ん!」

龍馬はよく分からぬまま「そりゃあいかんぜよ!」と男の言葉に激しく同調した。すると、感激した男から隠し持っていた握り飯を分けてもらうことになったのである。

翌朝、握り飯の米粒を頬に付けた龍馬は鼻息を荒くして宣言した。

「タマ、聞いたか。勝海舟こそが江戸を操る巨悪なんじゃ。わしが成敗してやるき!」

懐の中でタマが呆れ顔で呟く。

「……アンタ、おにぎり貰ったから話を信じただけでしょ。どう聞いても、あの人の思い込みの話だよ」

タマの冷静な言葉を無視し、龍馬は正義の味方になりきって勝邸の門を叩く決意を固めるのであった。

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