第2話
特に大きく変更はありません
細かいところはありますが
第2話
エイブンの少女
俺はいつもは5分くらいで着く道を
少女を背負って、かばんを持って、雨に打たれながら帰っていたから
もうかれこれ10分くらい経っただろうか・・・
しかし、まだまだ半分も言ってないだろう・・
くそ、これぜってい風邪ひくぞ・・・
苦しさまぎれのために俺の自己紹介をするぜ
俺は高校2年生、1番暇な時期
勉強とか運動は中の上か上の下くらいだ
好きな教科は・・・・
どれも一緒だろ(できない意味で)
座右の銘はあきらめたらそこで終了だ
こんなところだろうか
家族構成は俺と母と父だ
要は兄弟はいない
ふぅ、あと少しだな
さっきぶつかったこの角を曲がれば
よし見えてきたもう着くぞ
着いたーー!!!
俺はカギをかばんから出してドアを開けた
「ただいまー」
「おかえり」
そういうと母さんは玄関まで出てきた
「おっ、どうしたのその子は」
予想は出来ていたがどういえばいいかわからなかった
「あっ、えっ、うーん何て言ったらいいか
そうそうエイブンの女の子だよ。
襲われて倒したんだけど、かぜひいたらこまるから・・・」
俺はそのあと怒られると思った、
なぜなら世論はエイブンの排除を賛成している方が多いからだ
しかも助けるとなると、相当きついと思った
しかし、母さんは全然違った、むしろ
「やったーーーー、エイブンの子だーーー
家ないと思うから戸籍入れちゃを戸籍
楽しくなるな♪」
おい母さんなんだその反応は
むしろ俺が「子供か!」つっこみたくなった
「でも、勝手に戸籍入れたら・・・」
と、言おうとしたら
母さんはその子の肩を持って
「おーい、生きてる返事して!」
おいおい、ここまでわざわざ運んできたのに
そんな早く起きるはず・・・
「ふぅわぁ~~、おはようございます・・って
人間!えっ、はぅぇ?もしかしてつかまっちゃ・・・
そうでもなさそう、なんもついてないし
たしか、目の前で爆発が起きて倒れてしまって・・・
あっ!そこに居るのはさっきの人!
えっ、なにこれ?」
俺の努力はおはようございますで解決かよ!
ってか、むしろ否定されたし
やっぱり努力とかなんとか言うとこうなるんだなフラグはあかんな
そう思いながら眺めていると母さんが
「落ち着いて!べつに捕まえようとしてるわけではないから
あなた帰る家ある?」
「えっ、そりゃもとの家くらいなら」
「いや日本に家があるかどうかよ」
「・・・日本にはないです」
「よしじゃあ決まりねあなた何て名前?」
「何が決まったんですか?」
「あなたここに住まない、っていうか家族にならない?」
「・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
私、落ち着いてこれは悪い夢か何かよ
いててて、夢じゃない!
っと、とりあえず家族って、元の家ありますし」
「でも日本に居るなら、戸籍とか、住む家とかいるでしょ」
「・・・確かにそうですが・・・」
「家族になろうなんていう家はそこまでないと思うわ
だから、ここで戸籍をとって、家族になりましょう」
「・・・・」
「べつにお金とかいらないから」
「・・・・・言われてみれば楽かもしれませんね・・・分かりました家族になります。
でも迷惑になりませんか?」
「全然大丈夫、むしろ大歓迎よ!」
「すいませんじゃあお願いします」
「やったーーーーーーー!!!!!!!
そうそう、名前なんて言うの」
「ハミニオン・クロン・ビダラミスです」
「長っ!じゃあ・・・上の三つをとって
白美!水野 白美なんてどう」
「・・・それでいいです・・・」
彼女は何でもいいみたいな顔をしている
「よしじゃあ戸籍とってくるはねぇ♪」
「っちょ、母さん!」
俺の言葉も聞かず母さんは家から飛び出していった
さぁ2話目にして
あまり話が動いていない
この状態を早く脱したいです
そして早く夏休みになってほしいです