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15話 吸血鬼にも色々あるんだよ、うん

「なにかあるなら我に言ってみなー?力にはなれると思うよ」

吸血鬼。普段は人に紛れて生活し、供給施設から生成される血を飲んで生きている。最近は色んな吸血鬼が配信にハマっているらしい。配信活動をしていることをテレビで見た。だが、そこはやはり人外。驚異的な知力、魅力、身体能力を十二分に発揮し、配信活動を支援する者が人外含め多数存在している。


「素性も知らない者に身内のことを言う訳にはいきませんので…気持ちだけありがたく頂戴します」

「じゃあ素性を知れば良い?」

「え?」

「我はヴォイド…いや、フル・ミヅハノメノ・ヴァント。メノと呼んでくれ」

「さっき何か言いかけて」

「やめてくれ…我の暗黒面なのだ…」

「アッゴメンナサイ…」


急にしおらしくなったのを見て、触れないであげようと思ったのだろう。すうちゃんが静かに謝る。吸血鬼…メノは咳払いをし、改める。


「それでえーと、名前は言ったな。今は配信活動をして生計を立てている。他に仕事はしていない。家族構成は、吸血鬼の王の弟分で絶対王にならないことを誓い家出を8度試みすべて失敗するも城の被害は甚大で9度目でついに追い出された祖父」

「「えぇ…(ドン引き)」」

「元は人間だったが胡散臭い占い師からもらった本に書いてあった禁忌の術により吸血鬼になった祖母、アニメが好きすぎて止めるまで金を散財し続ける父、三度の血より人の生み出した飯が好きな母、嘘が苦手でついに偶像崇拝を始めた弟、以上だ。」

「異常だ…」

つい言ってしまった。

「いやいや、特徴的な部分を抜き出しただけで、普段は社会的な営みをしているよ。特徴的な部分と言えば我だって忌み子だしね」

「…忌み子?吸血鬼にとっては大罪人につけられる称号のハズだけど…どうしてあなたが?」


急にすうちゃんが神妙な面持ちになる。


「…我の能力だ」


一言そういうと、雨が降り始めた。そういえば、吸血鬼は流水に弱いはずでは…!?

「メノ!?大丈夫…なの…、?」

彼女の体に変化は見られない。まるで、アレルギーを克服したとでも言うように、何事もなく立っている。


「我は天候を操ることができる。それに伴う変化か知らないけど、一通りの吸血鬼の体質がなくなった。だから」

「そういうことか…なるほどね」

すごい納得している…つまりどういうことだってばよ


「メノは吸血鬼としての役目を真っ当していないから、罪人という肩書を背負っているんだ」

2ヶ月以上空いてしまいました…でも、メノ編(?)だけでだいぶ書けそうかも。頑張ります。書き切るまで絶対失踪はしないので、気長に待っていただけたらと思います…。ここからどうやって柴の色々に繋がるんだ…と毎度疑問に思いながら書いてます。

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