表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

放課後相談会

翌日放課後、ローズは友人二人を連れ、学園内のサロンを借りた。

ミーシャとアリシアは予想通り、本日も勉強をする予定だったらしく、話ついでの勉強会となった。




「ローズちゃん、お話ってなんですか? 朝からため息が凄かったですけど」


カバンからノートと教材を取り出しながらミーシャが言った。

隣では、アリシアが分厚い本を黙々と読んでいた。

その内容は、研究者たちによる実践的魔法に関する論文であり、仮にミーシャが読めば数分で眠りにつくだろう。


「そういえば、本日のローズ様の様子はどこか変でしたね」


そこでふと、気づいたようにアリシアが言った。

ミーシャの言葉に初めて、この集まりがただの勉強会ではないことに気付いたようだ。


二人の中々の物言いにショックを受けながらも、リーグの言うとおり、少なくともミーシャには心配させてしまっていたことに気付いたローズは、落ち込みながら昨日あったことを話した。



「あら、そんなことが」

「本当ですか!? レオンハルト殿下が他の女に?」

「私見は交えているけど、これが昨日あった話よ」


二人の反応はそれぞれ違い、アリシアは大した出来事ではないと、ミーシャは一大事のように言う。


「私には二人の関係が推測しきれないから、二人はどう思うのかしら、と思って」


突然降って湧いたような出来事に困ったローズが、自分を頼ってくれている、という嬉しいことに、少々にやけながら考え込むミーシャ。

それとは対照的に、アリシアの回答は早かった。


「例えば側室として、なら、王族の役目としてはあり得ることですね」


王家の血が途切れないよう側室をとることはよく有り、その枠にアイリスが選ばれた可能性は十分ある。

希少な魔法の使い手であり、平民という後ろ盾のない存在。

その保護という名目で、側室に迎え入れることになるのでは。


しかし、ではあの表情は一体何だったのか。

その問いにアリシアは素早く、そして無慈悲に答える。


「そのまま、アイリスという少女に惚れ込んだのではないですか」


容赦ない一撃に、ローズはテーブルに突っ伏した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ