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朝の風
朝の清らかな風に
誘われて
心身を動かしてみれば
薔薇色に染まる人や街並が
まことの形状をもって
挨拶をされる
わたしはそれに
呼応しながら
わたしも挨拶をおくる
それから
木の幹から梢まで
次第に気が流れて
染まり染まっていくかのように
瑠璃色の歌を捧げて
深々と
命の底に
仕えようと想い立つ
この銀河の果てにある
この地球に降りたち
成すべきことを
予め知っているかのように
わたしの
魂の臓器が踊りだす
そうか
銀河はこの瞬間も広がっているように
人の心も広がっているのか!




